宮部みゆきさんの『英雄の書』(上・下)です。
読みたくて本を購入するのに、手にしてしまうと安心して、なかなか読まない私・・・全くなんなのでしょうね~~~。これも、随分前に購入した本です。
期待通りに、大変面白く読み終えました。
不思議な世界観でしたね。物語の数だけ、別の世界があるという設定になるのかな~~。確かに、今こうして私はここにいるのだけど、もしかするとこれは本当の私でなく、本当の私は別の世界で生きているのかも・・・・・と思ったりする。ちょっとSFっぽいところもあり、興味をもちました。
主人公は小学生の女の子なんです。おにいちゃんがある事件を起こして、行方不明になってしまう。そんな事件を起こすような兄ではないと信じている少女は、ある古い書物を通して、別の世界があることを知り、そこから冒険の旅が始まります。果たして、兄を助けることができるのか・・・・・
少女がどんどん成長していく様子がよくわかります。結末はネタバレになりますが、決して幸せとはいきません。ある意味、現実的です。それでも、読み終わって面白い!!と思った1冊です。
続編があるとか、ないとか・・・解説にありましたが、この少女は出てこないみたいです。ちょっと残念だけど、続編があったら、是非、手にしたいです。
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