『雨』を見てきました。井上ひさしさんの作品です。出演は市川亀治郎さん、永作博美さん達です。ちょっと艶っぽい場面もあったりします。
全編、方言で語られます。部分的に何を言ってるかわからないところもあり、でもなんとなく雰囲気で読み取れます。そんなのが面白かったりします。
ちょっとサスペンスっぽいところもあり、ラストはどうなるのか……と思いましたが、どんでん返しでありながら、なるほど!と思う結末でした。
見応えある芝居でしたが、18時半に始まり、終演は22時!休憩は20分あるけど、週末の仕事かえりに行くには、ちょっと辛かった…
読み終わるのに1ヶ月以上もかかってしまいました。
『それでも日本人は戦争を選んだ』東京大学文学部教授の加藤陽子さんの本です。
かかりつけの歯医者さんに薦められました。
なんでこの本の話になったかは忘れてしまったのですが、「最近読んだ本では、これが面白かったよ」と一言。
その後すぐに、とある場所で見つけたのです。
これはもう買いなさい、読みなさいと言われていると思い購入です。それでも、読み始めるまで随分時間を要しましたが・・・・・
内容は、とある学校で高校生(中学生もいます)に対し講演したものが、そのまま載っています。だから、語り口調ですね。その分、読みやすいとは思うのですが、この高校生が結構しっかりしてまして、さすが現役なわけです。
歴史の勉強から離れてしまっている私にとっては、時代の流れについていくのにちょっと必死になりました。情けないですね~~。
日清、日露戦争、満州事変、日中戦争、太平洋戦争へ続く話が書かれています。
聞きなれない言葉や歴史の前後が把握できなくなり、行きつ戻りつしながら読みました。なかなか頭に入らず、2ページくらい読むと眠くなったりして・・・・・それでも、やめなかったのはやはり興味があったわけです。
ここで簡単には書けないのですが、歴史上に登場する人物の違う側面を感じられたり、もちろん全く知らない出来事や、人々を知ったり・・・アンダーラインを引きながら、勉強させてもらいました。資料に基づいて、どんな背景があったのかなど語られ、大変興味深かったです。
何度か、読み返してみたくな本、より理解が深まると思う本です。
日本が行った戦争というものに対しては、本で知ることしか出来ないと思うのです。
何があったのか、忘れないためにも少しずつでも良いから、公平な見方をしているこういう本を読んでみたいと思っています。
私にとって最後の『レ・ミゼラブル』を観劇してきました。
ジャン・バルジャン・・・吉原光夫さん
ジャベール・・・今拓哉さん
エポニーヌ・・・笹本玲奈さん
ファンテーヌ・・・新妻聖子さん
コゼット・・・稲田みづ紀さん
マリウス・・・山崎育三郎さん
テナルディエ・・・三波豊和さん
テナルディエの妻・・・阿知波悟美さん
アンジョルラス・・・阿部よしつぐさん
ガブローシュ・・・加藤清四郎さん
吉原バルジャン・・・いろいろな役への捉え方があるのだなぁ~~と思いました。
食器を盗んで捕まった時に、「どうにでもしてくれ~~」とばかりに舞台で大の字で横になってしまう・・・ある意味大胆でもあり自暴自棄になっている感じが出ていました。
そこまでのバルジャンは歌い方も荒削りな感じで、やはり若さなのかな~と思ったのだけど、市長になってからは歌い方がぐっと落ち着く。微妙な違いをちょっと感じた。それが役作りだとしたら、吉原さんすごい人なのかもしれない。
今さんのジャベールは自殺シーンで必ず、笑いが入る。なんと言うか、これも悲しい笑いで、とってもせつなくなる。
笹本エポニーヌは死ぬ時に、マリウスとキスはしないのね。それはそれで、自然だったな。
マダムテナルディエの阿知波さん、とっても聞きやすかった。なんていうのか自然体?力まずその役が自然に入っているような・・・そんな感じ。私は好きです。
阿部アンジョルラスは今日が千秋楽・・・そんな思いもあるのか、まさに熱演だったように思います。
グランテールの酒を激しく拒否するところが今までとちょっと違ったように感じました。
マリウスが撃たれてしまい、駆け寄り様子をうかがった場面は、とてもせつなくなり泣けてきました。
そして結婚式での給仕役、阿知波さんに迫られたりして今までとちょっと違い面白かったです。退場していく時に、足をラインダンスのように高くあげながらだったのですが、ものすごく高くあがることに驚きました。とってもキレイでした。
カーテンコールでは、今さんの司会で本日千秋楽のキャストが紹介されました。
最初に阿部よしつぐさんだったのですが、アンサンブルのみなさんを前面に引き出し、感謝されていました。ラストは「がんばろう!日本!!」と叫んで終了。
三波さん、阿知波さん、稲田さん、吉原さんも紹介され一人ずつメッセージ。
稲田さんは「今日の初日を迎えられ・・・」と間違えてしまい大爆笑でした。
阿知波さんは初演からの出演と言う事もあり、より一層感慨深いものがあったようです。メッセージの最後に『整いました~~』といい、なぞかけをひとつ発表していました。
レ・ミゼラブルとかけて、模様のない布ととく・・・・・
その心は「あっ、無地よ」→お分かりですね・・・「あ~~無情!!」と掛け合わせているわけです。
初演から観劇していたレ・ミゼラブル・・・・今回がラストだと思うとちょっと寂しくもありです。終演後も曲が何度も頭の中をぐるぐる・・・いつもだと「ワンデイモア」がずっと流れているのですが、今回はアンジョルラス登場シーンが多く、しかも何日も引きずってしまい、自分でも驚いてしまうほどでした。
・・・・次回はどんな形の、レ・ミゼラブルと会えるのか楽しみです。
4月に足を2回捻ったのだけど、その影響が今頃になって出てきました。
これを歳のせい・・・・?と呼ぶのでしょうか・・・複雑です(笑)
捻った時は痛くなかったので、念のためしていた湿布も2,3日で外したのです。そしたらね~~今頃出るのだもの・・・・
くるぶしの横あたりに水がたまってしまい、ピンポン玉くらいに腫れてしまったのわけです。痛みはほとんどないのだけれど、正座が出来ないのが辛い・・・・・
だから、整形外科に行ってきました。
整形外科にはそれほどお世話になっていないので、どこに行ったら良いのやら・・・・・通えるところ=職場の近くで見つけて、病院前を何度かうろうろし様子を伺い、勇気を出して入りました。
何を大げさな~~~と思われるでしょうが、病院と美容院って紹介や口コミがあれば安心だけど、初めてっていうのはとっても不安になりません?私はなるんですよ。
結果・・・・念のためにレントゲンも撮りましたが、異常はなく関節炎と考えてくださいと・・・。そして水がたまっているので処置しましょうと、注射が・・・・・
覚悟はしていましたが、あまり慣れない場所に針を刺すのってドキドキですよね。
はっきり、くっきり態度に出たらしく、『それほど痛くはないですから』とたしなめられました。いい歳なのにまるで子どもです(笑)
確かに痛くなく、黄色い液体を取りました。
水を抜いても、またすぐたまることがあるって、よく聞きますよね。腫れたらまた来て下さいと言われたんですけど・・・・腫れないでほしいなぁ~~。