落語は志の輔さんのみだったのですが、初!花緑さんです。
『柳家花緑独演会』
柳家花いちさんの落語から始まりました。花いちさん、2つ目だそうです。
そして、花緑さん登場。
まずは、左甚五郎の話である「竹の水仙」
左甚五郎さんと言えば、彫りに命が宿ると言われた人。京都の知恩院に確か、忘れ傘があったなぁ~~なんて事を思い出しました。
天才だけに、ちょっとつかみどころのない人だったようです。そんな話を主に、甚五郎さんの腕の良さがよくわかるお話でした。
人の良い宿屋の主人が、一文無しの甚五郎さんを宿泊させてしまう、ちょっとしたドタバタ話。宿屋の主人が実に面白かった。
この話の枕では、立川談志さんの話も入り、とっても引き込まれました。上手いよね~~~。
仲入り後には「試し酒」
これは、祖父である小さんさんの十八番だそうで、本日初演でした。
知り合いの下男が酒を5升飲めると聞き、それはないだろうと疑う。
本当に飲めるならこずかいをやろうと呼び、飲ませてみる。
この酒の飲みっぷりが、みごと!!酒が見えた!!私はお酒が飲めない人だけど、実においしそう~~と思ったもの。1升・・・2升と飲む量が増えるごとに、酔い方が微妙に変わる。これが実に面白かった。そしてオチに納得!プラス大笑いでした。
この話の枕は、小さんさんがいかに大食漢であったかと言う話。大食漢も芸のうち・・・と話されていました。
亡くなる2年前のある日の食事が、もりそば5枚→おでんや→米を食べないとと寿司屋→甘いものを食べたいと甘味屋さんに足を運んだとか・・・87歳で亡くなっているので、85歳の時のある日の食事なんだよね。確かに芸のうちに入るかも・・・。
それにしても、落語って楽しいね。