ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇 49(柳家花緑独演会)

2011-12-20 23:41:15 | 落語

落語は志の輔さんのみだったのですが、初!花緑さんです。

『柳家花緑独演会』

柳家花いちさんの落語から始まりました。花いちさん、2つ目だそうです。

そして、花緑さん登場。

まずは、左甚五郎の話である「竹の水仙」

左甚五郎さんと言えば、彫りに命が宿ると言われた人。京都の知恩院に確か、忘れ傘があったなぁ~~なんて事を思い出しました。

天才だけに、ちょっとつかみどころのない人だったようです。そんな話を主に、甚五郎さんの腕の良さがよくわかるお話でした。

人の良い宿屋の主人が、一文無しの甚五郎さんを宿泊させてしまう、ちょっとしたドタバタ話。宿屋の主人が実に面白かった。

この話の枕では、立川談志さんの話も入り、とっても引き込まれました。上手いよね~~~。

仲入り後には「試し酒」

これは、祖父である小さんさんの十八番だそうで、本日初演でした。

知り合いの下男が酒を5升飲めると聞き、それはないだろうと疑う。

本当に飲めるならこずかいをやろうと呼び、飲ませてみる。

この酒の飲みっぷりが、みごと!!酒が見えた!!私はお酒が飲めない人だけど、実においしそう~~と思ったもの。1升・・・2升と飲む量が増えるごとに、酔い方が微妙に変わる。これが実に面白かった。そしてオチに納得!プラス大笑いでした。

この話の枕は、小さんさんがいかに大食漢であったかと言う話。大食漢も芸のうち・・・と話されていました。

亡くなる2年前のある日の食事が、もりそば5枚→おでんや→米を食べないとと寿司屋→甘いものを食べたいと甘味屋さんに足を運んだとか・・・87歳で亡くなっているので、85歳の時のある日の食事なんだよね。確かに芸のうちに入るかも・・・。

それにしても、落語って楽しいね。

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読書30(こいしり)

2011-12-19 22:06:21 | 読書

「まんまこと」の続編『こいしり』です。

江戸時代の町名主の跡取り、麻之助の話。

町名主とは・・・支配町に目を配り、人々のことを考えねばならぬ立場。支配町内に起きたいざこざのうち、町奉行所に持ち込むまでもないと思われるものを、屋敷の玄関で裁定したりもする(本文より)

この麻之助さんは、家族はもちろん町の人からも、お気楽者で有名。跡取りとして大丈夫かと噂されている。

でもね、麻之助さんはとてもかっこいいのですよ。何が良いって・・・・・どんな難問、奇問もひょうひょうと解決するんですよ。ひるむ事がない上に、腕っ節も強い!!やはり、ひょうひょうと悪者をやっつける。お気楽者に見せておいて、実は思慮深い・・・・・これは、まさに私好みです(笑)

涙を誘うお話もあったりして、しゃばけシリーズとまた違い面白かったです。

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観劇 48(カミーユとロダン)

2011-12-18 20:57:36 | 観劇

『カミーユとロダン』を観劇してきました。

ロダンとその愛人カミーユの物語。チケットを取ったものの、ちょっと苦手な芝居かも・・・なんて思ったのですが、とんでもなかったです。

良い芝居を堪能してきました。何よりも主役2人の歌が素晴らしい

出演は、カミーユに新妻聖子さん、ロダンに石丸幹二さん、カミーユの弟ポールに伊礼彼方さん、カミーユの母に根岸季衣さん、父に西岡徳馬さん。

カミーユは本当に才能がある女性だったのでしょうね。天才と言われても過言でなかったんだと思う。ただ、生まれてくる時代が良くなかったね。女性が軽んじられていた時代・・・・どんなに才能があっても、女性だからと言う理由だけで認めてもらえない。

そんな人がロダンに出会って愛し合ってしまうんだもんね。ロダンもカミーユもお互いを尊重しあっているのに、お互いの才能が邪魔をする感じ・・・・いがみあいが続くのです。カミーユはロダンを愛していたと思う。でもいつまでも、ロダンのそばにいたら独立ができない。常にロダンの影のようになってしまう。この出口のない苦しさ・・・・そのうちに、精神が病んでいくんだね。

ロダンだって、カミーユの才能を認め、最後まで気にかけ、愛していたと思うけど、無名時代から彼をずっと支えてきたローズという女性と別れることが出来ない。

カミーユに取ったら結婚できない上に、自分の才能も認めてもらえない・・・・・そんな悲しい人生。そして、唯一の理解者である父親も亡くしてしまう。

残された母親にとったらカミーユの行動は理解が出来ない。女性は結婚するか、しないなら修道院に行くという時代だもん。本当に悲しい。女性は男性に依存しなくては、生きていけない時代だったのかな・・・・・・

結局、父親がなくなってから1週間後に修道院の精神病院に、母親の手で入れられてしまう。そしてそこで30年も一歩も外に出れず、亡くなっていくんだよね。

ロダンはカミーユが病院に入って4年後くらいに亡くなっているんだわ。

このカミーユのせつなさ、辛さを新妻さんが表現していく。特に歌が素晴らしい。新妻さん自身、この舞台に手ごたえをとても感じているのではないかしら。

ロダンの石丸さんの歌声も素晴らしく、伊礼さんも良い。アンサンブルもしっかり支えていて、見ごたえのある舞台でした。

見終わって、よい舞台だったと素直に思いました。

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返金

2011-12-16 22:47:38 | インポート

仕事帰りに近所のスーパーでお買い物。

色々買った中にペットボトルのジュースが1本、金額は198円。

レジを済ませて、何気なくレシートを見たら、198円が248円になってる・・・・・「あれ、見間違えたかな」と帰りに確認、やっぱり198円・・・・・・50円なんだけどね~~~迷ったのだけどね~~~とりあえず、聞いてみた。以下、そのやりとり・・・

お店「失礼しました。確かに198円です。返金でよろしいでしょうか?」

私「はい、お願いします」

お店「当店では、こういう間違いの時は全額返金となっておりまして・・」と・・・・・

なんと!!248円渡されました。

さすがに、私も躊躇してしまい、「差額でいいですよ」と慌てて言ったのだけど、

「お客さまだけ、差額というわけにはまいりません・・・・」と言うので、もらってきました。

ジュース1本、無料でいただいたわけです。

得した!!って言うより、自分がものすごく細かいおばさんになって気分です。まっ!!いいんだけどね。

で、気がついたけど、私は割りとレシートを確認するタイプなんだよね。と言うのも、以前自宅で確認したら、購入していないキャベツが記載されていたことがあったんだ~~~~それ以来、注意しているってわけです。やはり、細かいおばさんよね(笑)

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読書29(まんまこと)

2011-12-13 23:01:20 | 読書

畠中恵さんの『まんまこと』です。

実は2巻目の『こいしり』を先に買って読み始めたんです。「まんまこと」はすっかり読んであると思い込み・・・・・・そしたらね~~~いくら読み進めても登場人物がしっくりこないし、記憶がよみがえらない・・・・私、こんなに記憶が悪くなった?と少々焦ったのだけど・・・

なんとまだ未読だったのです(笑)

「しゃばけ」シリーズ同様、江戸時代の物語。

登場人物は、主人公である町名主の跡取り・・麻之助。これがとってもお気楽な人物。そしてその幼なじみで、今でいうイケメンの清十郎、堅物の同心見習い、吉五郎。

この3人が町で起こる難問、奇問に立ち向かうわけです。

しゃばけの若旦那と似ているかなぁ~~と思ったけど、似ているようで似ていない・・・・そして、この本のラストの話では、お気楽な麻之助がものすごくカッコよかった。

読めば読むほど、ちっともお気楽じゃなく、しっかりしていると思うのだけどな~~。

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