ぷ~さんのブログ

観劇、読書、趣味の手作りなど、日常で感じたことを書き込んでいきます。

観劇10(日本の歴史)

2021-07-07 21:16:15 | 観劇
「日本の歴史」を観劇してきました。再演ですね。初演はチケットが取れなかったような記憶があります。

出演は中井貴一さん、香取慎吾さん、新納慎也さん、瀬戸康史さん、シルビアグラブさん、宮澤エマさん、秋元才加さんの7人。
作・演出は三谷幸喜さん。

7人で何役あったんだろう~次々といろいろな役で登場するので目が離せない。

シアトルにたどり着いた家族、その家族の一代記と、日本の歴史が同時進行していきます。

日本の歴史は卑弥呼から始まり、藤原仲麻呂、平清盛、源頼朝、義経、織田信長、明智光秀、徳川家重、西郷吉之助などなどです。

書き忘れたけど、ミュージカルです。

いくつか心に残る歌詞がありました。
「いつかどこかで誰かがきっと
あなたと同じ悩みを抱いていた
あなたが悩んでいることは
いつか誰かが悩んだ悩み」とか…

家族の歴史の中では、家族がひとり、またひとりと亡くなっていくのだけれど、歴史は受け継がれていくみたいなセリフがあって、何となく「頑張れ、一人じゃないよ」と言われている気がしたのです。

日本の歴史ですから、近年では絶対外せない戦争の場面があります。日本兵とアメリカ兵が向き合うシーン。アメリカ兵はシアトルの家族の一人。最後に撃たれてしまう。
それでも母親は生きていく。歴史は繋がっていくのです。

笑いもあちこちにあり、あっという間の2時間50分(休憩20分含む)でした。

終演後ロビーに出たら、左から小栗旬さんが歩いてこられました。おおっ~と思う間もなく、右からきた男性に声をかけられ笑顔で答えていたので、しっかりあの声を聞いてしまいました。

背は高い、顔小さい~かっこいい❗️

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読書19(ヒトラーの試写室)

2021-07-06 20:32:38 | 読書
松岡圭祐さんの「ヒトラーの試写室」です。
ずいぶん前に購入して読んでいなかった1冊。

中盤まで淡々と進むので、これは好きでないかもと思ったのですが、後半は一気に読み進め止まらなくなりました。

史実に基づいているようで、実在した人物が出てきます。
円谷英二さん、原節子さん、ナチスの宣伝大臣ゲッペルスなど。

映画を大衆を鼓舞し、戦争へと扇動する道具として使おうとするナチス。これは日本でも言えることだったのだと思う。戦争映画を観て軍隊に憧れを持たせるようにするってあったと思う。

真珠湾攻撃を、特殊撮影で映像化する。
それが素晴らしくて、同盟国であるドイツ、ナチスに援助を求められる円谷英二さん。その代わりとしてドイツに赴く柴田彰。
歴史を知っている私達は、ヒトラーのもとに行くことがどうなるか、恐ろしさしか感じないのだけれど、予想通りヒヤヒヤする場面もある。

家族を人質に取られていても、正しい道へと歩み出せるか!自分だったら…と思うと、ひたすら怖い。

映画が戦争の道具になってしまう。でも、逆に戦争の恐ろしさを特殊撮影で映像化することで、戦争を止めることが出来るかもしれないというくだりがあります。そうであってほしいと、ただただ思います。戦争は何も残さない。痛切に感じました。

主人公の柴田彰さんが最後に家族と会えたこと、ドイツの映画製作グループのメンバーが無事に生きていたことが、本当に良かったと思いました。
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