ひぐらし:羽○の諸問題、特に発症者のストーキングについて

2006-10-22 11:33:03 | ひぐらし
羽入に関しては、罪滅ぼし編で前原伊知郎(前原パパ)が彼女を見れたのはおかしい、ということを前に書いた(祭囃し編では羽入が見えるという設定なので、特に問題はない)。細かい話をすれば、足音が聞こえたりするのが確か雛身沢症候群の「L4」症状だから、実態が見えるのは明らかに「L5」症状である(余談だが、この「L5」に到っていたゆえに鬼編ラストで圭一は「オヤシロさまはいる」と言うわけだ)。つまり、バットとか角材とかを振り回す末期症状だから、帰る前に伊知郎さん喉を掻き毟っちゃうだろ、という話だw

とはいえ、伊知郎が「L5」に伴う幻覚などを見ている様子はないから、羽入が見えたのは別の要因によるのだろう。そう考えると後は羽入自身の力くらいしか思いつかないが、これもまた怪しい。というのも皆編において、彼女が梨花以外に見えず、しかもそのことを羽入が嘆くシーンが何度もあるからだ。つまり、羽入は望んだとしても他人に姿を見せることができないと推測される。とすれば、キーパーソンである前原圭一を招くために姿を見せるという明確な目的があったとしても、それを実行することは不可能なのである。

よって結論としては、前原伊知郎と会うときだけ実体化できた、というような「ご都合」でもない限り、罪編における羽入と伊知郎の邂逅はありえない現象だと言えるだろう。


羽入に関してもう一つ。プレイヤーが今まで経験してきた足音は、「L4」症状になった主人公の後を羽入がストーキング(あえてこう書く)していたためだった。これによって確かに足音の説明はつくのだが、そうするとどうも納得のいかないことが出てくる。それは、

「なぜ」羽入がストーキングを行ったか

である。これについて、ある人は言うかもしれない。「感染者を何とか助けようと思っていたからだ」と。なるほど確かに竜宮レナを「謝罪」によって救いに導いたという実績はあるわけで、その経験を重視したと考えれば助けようとした可能性もゼロではない(いちおう「茨城まで行けるのかよ!」と突っ込んでおこうw)。

しかしながら。周知のように羽入はくり返す世界を見てきているのであり、当然症候群にかかった者達がどんな経過と末路を辿ったかも知っているはずだ。とすれば、自分の足音が発症者に対してマイナスの影響を及ぼしてきたことも認識していたに違いない。そうすると、発症者の後をつける理由が全くわからなくなる。「大きな失敗の可能性よりも極小の成功の可能性にかけたのでは?」という意見が出るかもしれないが、皆編で何度となく強調される羽入の「期待しない」という姿勢からすれば、その可能性は考えにくい。

よって、結論としては「羽入が発症者をストーキングした理由は見出せない」と言えるだろう。

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