Fly away now

連休を邪魔された苛立ちを解消すべく、池袋から馬場へ自転車で向かう。

 

大学時代のサークルのメンバーと会うのはずいぶん久しぶりだ。暑気払いや忘年会は毎年誘いが来るものの、土日休みじゃないし年末年始は忙しいしで５年ほどご無沙汰しているんじゃなかろーか。今回は告知メールで8/1～4という実施日の候補があり、連休に入る４日がたまたま土曜日だったため、「四日のみOKです」と速攻メールを返し、４日開催となった次第。

 

それはともかく、指定の五分前に馬場駅早稲田口改札に行く。すると・・・ゾエさん、ペクボマさん、タッキナルディがすでに集まっていた。久しぶりの挨拶もそこそこに、変わってないっすね～wwの一言。大学時代のまんますぎてこのまま徹マン・徹カラ行っても全く違和感がない感じだwつか不毛四天王が揃ってしまったのはいいが、まさか今日のメンツはこれだけとか言うんじゃ・・・と聞いてみると、あと閣下・M井さん・Tくんが遅れてくるらしい。

 

ペクボマさんが電話で三人の様子を確認している間待っていると、誰かが近づいきた。女の子なので違うと思っていたら、トモチ！？これは今日一番のサプライズやな。なんせうちのサークルは俺より上の世代と俺より下の世代が断絶してる感じがあるからな～。髪は伸ばして頬がこけたけど、あまり印象は変わってないかな。ただ、かなり落ち着いた雰囲気は出してるけど。他に誰か下の子が来るのかと聞いたら、彼女一人だけらしい。というか、他のメンバーはカツオが阪大の大学院を卒業して名古屋の市役所に入って考古学系の仕事をやっているだとか、ひろしが研究関係で沖縄に行って現地の人と結婚し、そのまま住み着いちゃったとかでほとんど東京にいないらしい。残っている数少ないメンバーののぶさんとかも、JTBやめてイギリス留学した後外務省に入ったが、最近体調を崩しているとかで参加ができないとか。いや～つーかみんな激しい生活を送っとんね～。近況聞くだけでもおじさんお腹いっぱいだよwなんつーか自分がいかに「おとなしい」か再認識させられたわいw

 

で、先に「にっこりマッコリ」で入ることになりました。前に予算5000円と聞いていたので高級なとこかと思っていたら、多めに伝えただけらしい。店は名前がおもしろかったのでノリで決めた、とのことw二時間飲み放題ということで早速スタートしましたよと。で、ここからは時系列に沿って書くのは困難なので、人ごとの話題を簡潔に掲載。

 

○ゾエさん

かつて大学近くのローズガーデンに引っ越した時、がたがた音を立てていたらパンツ一丁で背中に桜吹雪が舞い散っているお方が「なんじゃー！」と怒鳴りこんできて、引越しかー！ならいい！！と言って去っていった話をする(「～かー！ならいい！！」はしばらく仲間内でネタになったw)。その様を見たオカピーはしばらく青ざめていたらしいが、俺は聞いただけなのでひたすらゲラゲラ笑っていた。とろこで、彼の兄上の友人(だったか？)が看護婦合コンをやっていらっしゃるそうで、ぜひあちきも呼んでくださいませと三跪九叩頭でお願いしておいた。何でも泌尿器科なのであけっぴろげな感じらすぃです。もう辛抱たまらんわ(*´д`*)なお、実家のつくばからの通勤はエクスプレスはあるもののなかなか大変らしい。

 

○ペクボマさん

子供は三人目が生まれたそうで、一番上の子はもう六歳とのこと。いつから牌を握らせるんでっか？と今回も周りからからかわれていた。ただ、タバコと麻雀については嫁さんから禁じられており、なかなか大変のようではある。ちなみに会場をうつした後Hubに行ったのだが、彼によるともう一つ経営しているアッパー向けのバーと合わせて増収増益の続く相当な優良企業だそうな。また何かおもしろいマンガはないかと聞かれたので「ぼくらの」や漫画太郎(ババアゾーンとか)を推したが、本人あまりピンときていなかったようなので、話の方向性を切り替えて最近評判の歴史モノとかいかがでやんすかと「キングダム」、「へうげもの」、「チェーザレ」などを紹介した。そこで他の人から「ヒストリエ」や「マスターキートン」再開の話も出たが、M井さんによるとブルガリアで最近様々な発見(金の何とか、と言っていたがうろ覚え)があるとのことで、俺も非常に興味を持った次第。

 

○タッキナルディ

今年白痴過程を強制退院させられたそうです。つか早稲田中学入学から数えて１９年早稲田って・・・今は高校の非常勤講師の職を求めて就活中らしい。実は佐藤先生の告別式で会っているのだが、俺が式に遅刻してきたことと、その後すぐ仕事に戻ったためにほとんど話ができなかった。ちなみに小田原へ不毛旅行(と言えるのか？)した時の同行者である。ちなみに「彼女はいる」らしいが詳しく話そうとしないので、「それ風船で作ったヤツ？」とネタにしてみたw

 

○トモチ

馬場近くの印刷系会社に勤めているらしく、色々と大変なようだ。休みの日はなんと美術館に行ったりしてると。話題になったフェルメールとかも見に行ったそうだが、スゲー並んでちょっと見たら次、と具合だったとのこと。タッキナルディも別のやつで同じような経験をしたらしいが、なんだかなあ・・・やったらネットの画像でじっくり見た方がまだマシじゃねーか？じっくり研究して芸術家にでもなるのでなければ。まあ急かされて何かをするのが大嫌いな俺としては御免こうむりたいね(だから例えば時間を拘束されるTVは見る気が起きないし、映画も映画館では見ずにDVDのレンタルで見る)。なお、タッキナルディに契丹展の話を振るとやはり行っていた。「三人のプリンセス」という触れ込みで金のマスクとかも見たが、耳がどう見ても江川卓で笑えたらしいwなお、ペクボマさんが何のきっかけだったかはるな愛の話を持ち出したところから、女装子が増えたという話に。ちなみにトモチは、男と明らかにそれより背の高い女装した男が話しているのを見て、二人の関係ってなんなんだろう、とか考えたらしい。まあ俺はかわいければ骨格がどうとかどうでもいいけどねwその他、隈飲みが禁止になったのが残念だ、とか駅前のロータリーが祭り状態なのは前期試験の終了もさることながらそれが原因なのか、などと話をする。てゆうかトモチ気を使いすぎw多分会社でも聞き役に回ってすごい苦労してるんだろうな・・・と思った次第。

 

○Tくん

今回はあまり話す機会なし。とりあえず同期の人間も元気にしているらしい。

 

○M井さん

結婚したのはペクボマさんからメールで聞いていたが、まさかお相手がブチさんとは・・・ただ、押しの強いブチさんと物腰が柔らかくてどこかマイペースなM井さんは相性抜群だと思うwちなみに今接骨院で働いているのを知っていたのでヘルニアの相談をする。なんでもお師匠さんがやってるスゴイ良いところがあるらしいので、それを紹介してもらえることになった。家が雑司が谷らしいので、今度時間があったらお邪魔しようかぬ。

 

○閣下

われらが帝王であり、不毛of不毛。そのジュドー閣下にまた謁見できるとは光栄の極みw彼と話したのはまず大学時代の俺の所業。

１．フットニックスカベンジャー事件

かつて高田馬場にフットニックなるスポーツカフェがあったが、そこに閣下と二人で行った時、わしは金がなくて飢えていた。すると隣のテーブルがかなり料理を残していたので、店員に確認した上でそれを我が物として平らげたというもの。まあ新卒時代に会社の研修後の飲み会で余り物を全て大きいビニール袋に入れて持ち帰り、５日間ほどそれで食を賄ったのに比べればかわいいものだと思うがw

２．ココ壱ナイアガラ事件

当時は「1300g完食したら無料」というのがあり、サッカーをやって腹も減ってるんでいけるっしょーとチャレンジ。で食い終わったはいいが、スゴイ勢いで食し始めたせいか、調子が悪くなって判定が来る前にロッパー。前にいた閣下やM井さん、師匠、オカピーは言葉もなく唖然としていた・・・というもの。ちなみに、出してスッキリした俺は、その後口直しの飲み会(in青龍)でバククバクものを食っていたのだとかwwwあの後1300gのイベントは中止となったが、その原因がこの事件にあるのかは定かではないw

この他、休日何やってるかという話で、閣下は彼女とツーリングが多いとのこと。M井さんによれば結婚も近いらしいが、引越しにバイクに・・・と今資金繰りがかなり苦しく、その兼ね合いもあってタイミングを見計らっておられるようだ。ちなみに俺は映画をたまに見るっす～ということで韓国映画を取り上げた。閣下は「韓流」ドラマとかをイメージしたらしく、あんなもん見るの？と聞かれたので具体的に2000年代前半の映画を主に見ていて、「殺人の追憶」の話をする(ただ、ペクボマさんのマンガと一緒であまり深くテーマを踏み込んで話す雰囲気でもなかったのでここで止めた。ちなみに今は、俺の好きなソン・ガンホが主演する「大統領の理髪師」を見ているところであります)。閣下はモバイル系の会社で働いていたこともあり、その中で韓流のケータイサイトの作成とかもやっていたが、来訪者はおばさんが圧倒的に多かったとのこと。まあ韓国のスター俳優への傾倒もあるだろうし、「純愛」とか昔の日本を思わせるような作風(といっても俺は詳しくないので聞きかじりの知識だが)に惹かれるということもあるのかもしれない。ただ一つだけ思うのは、(構造解析の上で批判ないし利用するというのならともかく)かつてあった「失楽園ブーム」だとか今もある「萌え」とその産業の広がりを忘却して「韓流」ドラマにハマる行為を批判・嘲笑するのは、極めて愚かな行為であるということだ(まあそれでも二次元に収まっていて現実に影響を及ぼすようなハマり方はしてない、とかいくらでも自己の側を正当化する人はいるだろうけど)。

もう一つ話したのは時事ネタとか仕事のやり方の件。例えば、社会人となったら仕事に関連ある分野について自分で勉強するのは当然という意識がない、といったことを話す。管理職二年目でそういう部下を持ったことがあるが、能力が低い・頭が悪いというよりはむしろ、動機付けの問題であるような気がする。出世するでも自分の得意分野を作るでも何でもいいけど、目標があればそれに近づくために必要な資格や情報は決まってきて、あとはうまく計画を立てられるか、立てた計画をやりきれるかという問題になる。しかし、そもそも何を目標にしていいのかわからんという状況では、勉強のしようもない。まあ「向上心がない」と言ってしまえばそれまでだが、別に贅沢しなければある程度金が貯まっていくし、結婚する気も特にないわ・・・ということになれば何のために何を目標にするの？という人間が出てくるのは当然のことだろう。まあうちの会社は、そういう人間を動員するために、報奨金という物理的なものや競争を楽しませるといった精神的なものを目の前の人参にしているわけだけど。とりあえずいい大学に入ってとりあえず今やりたい事をやれる会社に・・・とかだとまあ厳しいわな。ただ、先の見えなさが動機付けの担保を困難にしているって側面もありますよね～なんて話をしたりした。

 

という具合に二次会も含めてみんなとそれなりに話し込みつつ、烏龍茶とマッコリとみそ汁を混ぜてみたり、フィッシュアンドチップスについてきたビネガーを氷を入れて飲むなどして過ごした(この喉ば陵辱さるっごた刺激がよかったいねヽ(。∀゜)ノたまにOKで黒酢を買ってのむんだけど、健康よりもそっちのデス・エクスタシーの方が目的だったりするw)。

 

次は年末とのことだが、何とか予定を調整して参加したいものである。