第五話は全体としてコミカルで穏やかな展開だった。原作からするともう少し「予兆」を散りばめるかとおもったが、前回お話が大きく動いたので、その反動で静かな内容にしたのだろう(まあ屋上にあの二人がいるのをさり気にぶっこんどいて静かもなにもねーよ!と突っ込まれたらおっしゃるとーりと言わざるをえんがw原作見ている人には今さらだが、アニメから入った人にはようやくOPが伏線だったと理解できただろう)。
あと印象的な部分をいくつか。
ルイ&ビル・レゴシのシーンとかはルイの表情の揺らぎと取材班に向けたいかにもポリコレでございな発言を上手く表現していて、今後の伏線として十二分に機能しているように思える(「正しいように聞こえることを言っているが、それは表面を繕うための演技である」というシーンなことを想起したい)。
それも含め、ここまでで極めて印象的なのは、本当に声優の演技が素晴らしいという点だ。愛らしさも気高さも迷いも、画像や動かし方と合わせて、活き活きと受け手に伝わってくる。これがあるから、発言・行動に臨場感が備わり、ゆえに説得力が生まれるのだろう。
そして、今回もレゴちんの可愛さが炸裂してました(●´ω`●)そのテンパり具合にゲラゲラ笑いつつも、健気さには好感度が上がりっぱなしである。思うに、「コミカルだけどおバカじゃない」ところがポイントで、あまりにぶっ飛んだ行動・発言をして「ありえねー!」と突っ込ませて笑いを取るよりむしろ、お間抜けなんだけどまあ女子とのコミュニケーションに慣れてなかったらしょうがないよね(苦笑)という「あるある」に思える部分が微笑ましさを増しているんだと思う(前者のような笑わせ方は少年誌の文法としては別にいいが、正直ビースターズのようなレベルのドラマでそれをやられると白ける)。なお、レゴシのテンパりモード(あれこれ思考中)を相手の見た目と重ねることでテンポを殺さずコミカルさを生むのはもう何度目かなので、これは表現方法についてチームでよくよく話し合ったのだろう。声優の演技についてはすでに述べたが、特にレゴシの演技は絶妙で、泥臭すぎない程度に鋭さを欠いているのが◎。
あと今回最高のシーンはレゴシとジャックのお昼ご飯かな。普段そういう反応を自分はしないのだけど、ここのあまりの尊さから来る可愛さ・微笑ましさ・応援してあげたい気持ちでしばらく悶絶してましたw
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