この本のレビューを書いてからもう一年半も経ったのかと時の流れの速さを思うが、当時は「ぼくらの」との対比で厳しめの評価をしたものだった(ただし、この時点での評価としては正当なものだと今でも考えているのだけど。ちなみに、そこで書いた「世直し=私怨・不全感」という冷めた眼差しは、「太陽を盗んだ男」などでも的確に表現されている)。しかし、一巻と同じくブックオフでたまたま見つけた二巻を読み、
このシーンを見て「なんで春は目の前の怪現象に驚かないの!?おかしくね!?」と一気に引き込まれたのであった。これは(能力にもはや違和感を持たなくなっている)読者と作中人物の情報の落差を利用した演出か?そう言えば「ぼくらの」では、登場人物が多いこともあり、ちょっとした目線の配り方(cf.モジ)でさえそのキャラの心情や立ち位置の違いを表現していた。であるならば・・・
そんなわけで、1/7発売の第三巻は当然予約済み。年が明けるのが楽しみだぜい(´∀`*)
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