登場人物
スナイデル=S カンビアッソ=C
これまでのあらすじ。
ところが、だ。
DVD specifictionでは、メインヒロインとサブキャラシナリオの境界線を曖昧にする水月奴隷エンド、同犬エンド、穂村ハッピーエンドが追加されている。 YU-NOと具体例の恣意性。
これをどう考えるべきか。
(1)製作者サイドはそもそも何も考えてなかった (2)
実はその推論を裏切るエンディングばかりが追加されている。
一周した人とそうでない人。ネタとベタ。まず、ネタでやっている人間が相当少ない、いやほとんど皆無ということ。ジャンルの自明性にどっぷり浸かっていると言ってもいい。
自由度を楽しむために恋愛ADVやっているのに何で不自由さを味あわなけりゃならんのか?という反論はできる。つまり、しょせんアンプルなんだから不快な要素は取り除けと。それすら出てこない=何にもわかってねーんじゃね?
つまり人格がむかつくからダメってんじゃなくて戦略的にマズイっしょって話ね。
あと、プレイヤーたちの不寛容性。ジャンルというものへの無自覚さ。大団円症候群。閉塞。まあでも虚淵玄みたいに製作者側もなあ…いやいや、長岡の「さよならを教えて」とか、剣乃ゆきひろ(菅野ひろゆき)のYU-NOみたいな。小難しい内容だけやってもしゃーないのよ。悪いけどそんなもんどっかの作品がやってるから。形式を逆手に取る。
「マルチエンドと偽史」、死があるからハッピーが生きる、キャラ立ち、かわいらしい絵→残虐性も脱色される
マルチキャラ選択方式ながらその構造を否定するような作りのはいかがなものか。ホロウアタラクシアが二次創作世界の否定をギリギリ回避したこと。
だからこそ否定が重要な意味を持つ。内側から食い破るかのような。
おそらくその答えは、Latest Editionで出るだろう。
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