知識と法則性

2007-04-11 14:51:30 | 感想など
知識が足し算であるとすれば、法則はかけ算である。


例えば法則は、足しただけでは二桁にも満たない個々の事実を容易に四桁、五桁、場合によってはあらゆるものに共通する性質にまで昇華するのである。


しかし、もしその法則が誤っていれば、蓄積した事実の価値がマイナスの符号によって反転するだけでなく、その被害は元の事実の数十倍、数百倍…と止まることを知らずに拡大してしまう。


法則とは、まことに便利で恐ろしい代物だと言わざるをえない。
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