転生したら古代ローマの(家内)奴隷だった件

2022-02-27 18:00:00 | 歴史系
 
 
 

ご都合主義の要素を笑いにしながら、身近な事例を用いて当時の世界構造をお話風に説明する。これは雑学でもそうだが、歴史教育としても良企画やな~。まあ作成者曰く死ぬほど大変だったようだが、その価値は十二分にあると思った👍


てか、これもう学校の教材にしチャイナよ!他に中世の農奴とか、産業革命期の非熟練労働者とかもありかもしれん(将来的にはメタバースで体験もできちゃうしw)。たとえば後者を見たら、いかに過酷な待遇か理解できるのはもちろん、そりゃあ共産主義(パラダイスみたいな国を作りて~😀)みてーな発想も出てくるわって理解できるだろうしね(注:それは思想が正しいとか、まして無謬であるというのとはまた別の話。単に、時代背景という文脈を踏まえない思想や思想説明なんざ何の価値があるのかあっしにはさっぱりピーマンですわ(゜∀。)て話)。

 
 
 
 
 
とはいえ、具体的事例や経験だけでは視野狭窄になるよね、てことで概論的な説明がこちら。きちんと様々な場合分けで説明されており、すでに過酷だと言及していた鉱山労働者にさせられてしまう要因や待遇が紹介されている(全く同じにはできないが、スペイン植民地のポトシ銀山での先住民酷使、日本の石見銀山での労働と平均寿命の短さなどをつなげて考えることができる)。
 
 
興味を持つきっかけを作るのにYouTubeをはじめとした動画は極めて有効であって、今日買った「室町幕府将軍列伝」も、元をたどれば足利義稙という二回将軍になった数奇な(あるいは不屈の)生涯を送った人物のことを「右京大夫政元」という方のチャンネルであれこれ知るようになったことに由来する(動画だけで止まると、先に述べた視野狭窄になる危険性が残る。参考文献にあたったり、少なくとも類似の動画などでクロスレビューするのがよいだろう)。
 
 
無限にコンテンツが増えていく未来、興味を持つフックをいかに上手く準備できるかが、エンターテイメントは言うまでもなく、教育についても極めて重要であろうと述べつつ、この稿を終えたい(少なくとも、今と同じ公教育システムを続けるならば、ね。また、そんな「演出」がなくても興味をもって自学してくれる人間は、オススメ検索用語だけ与えるなどして自学のペースを邪魔せず放っておくのがむしろよい場合が多いだろう)。

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