女性声優は言ってみれば前座であって、その後の大御所による「再放送」が真の見どころである。まあ強いて言えば、原作の可愛らしさを女性陣が演じ、後半は彼女らの親父臭さというか、あるいはそこで描かれる数多くのオッサンホイホイの一環としてベテラン男性声優がニヤリとするネタをぶっこんでいく、という二面性を表現してるってとこかな・・・
そんなことを考えてた頃が自分にもありました・・・しかし今回の5話は、そんな俺のナーメテーターぶりを見透かしたかのように、キレにキレまくった本編と、同じくキレにキレまくった女性声優陣のが見事にマッチングしていて、「これかー!!!」と思わずシャウトしたとかしなかったとか(どっちだ)。実際のところ、第一話~第四話も「細かすぎてわかりにくいネタ」は数多くぶっこんでいるものの、原作の亜空間ぶりに比べればあくびが出るよジャパニーズ!(byブライアン=ホーク)状態だった。しかし、ぶっ飛びまくった継ぎ接ぎを可愛らしさ・凶悪さ・狂気が渾然一体となったテンションで演じた今回の前半パートは、これぞまさしくポプテピピックとしか言いようのない神域の出来だったと言えよう。なるほど後半はいわゆる大御所たちではなかったため、(フリーザやケンシロウなどの)データベースを巧みに利用するより、絶妙なおかしみで魅せたという意味で職人芸的ではあったが、残念ながらいくらテキーラサンライズが強くても、スピリタスには勝てやしない。そういうことだ。
おそらくこの第五話は、ポプテピピックの、否アニメ界の珍話神話として、これからも長く語り継がれることとなろう。そう、「Route 66」のような存在として・・・
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