以前涼宮ハルヒなどについての感想を書いたが、それに対して以下のようなコメントを頂いた。
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ハルヒは雰囲気とキャラ萌え(別の意味で古泉、キョン含む)を楽しむため
のものじゃないかな……と最近思うのです。
ストーリーの筋じゃなくて。
ある意味ではまさにラノベの中のラノベですね。
だからこそ作画の良さだの作り込みだのが受けたんだと。
あと原作は消失までは読んだ方が良いかもしれません。
とりあえずあれだけは一気に読みました。
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それに俺はこう答えた。
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なるほど、『消失』まで読むことについては検討してみます。
>ハルヒは雰囲気とキャラ萌え(別の意味で古泉、キョン含む)を楽しむためのものじゃないかな……と最近思うのです。
これにはちょっと説明が必要なようです。まず、「萌え」を狙っていることについて(特にテレビ版)は異存ありません。例えばみくるは露骨なほどにそういうキャラですし、長門も「綾波系」の萌えを狙っているとわかります。また、ハルヒはおそらくツンとしていて、デレになるかと思いつつならないのが萌えるのではないか、と推測しています。その他、主要キャラ並に有名な鶴屋さんやキョンの妹も萌えを狙ったキャラと言えるでしょう。しかし私は、その狙いを前提にした上でダメだ(=萌えない)と言っているのです。
>「ストーリーの筋じゃなくて」
少なくとも私が見てきた限り、ハルヒは世界観というものにこだわり、そこから起こる様々な事件を描いた物語だと思います(ついでに言えば物語り方も独特)。特に原作版はその部分を前面に押し出しており、そこを評価してくれと求めてすらいるように感じられます。とすれば、その点を評価の中心に据えることなしにハルヒは評価できないと言えるでしょう。よってそこが失敗している(おもしろくない)以上、ハルヒは中心部分が失敗していると評価できます。
以上、萌えとストーリー展開が失敗している(世界観はおもしろい)と感じるがゆえに、私はハルヒを評価しません。ただ、萌えというのは非常に感覚的なものですから、何かしら引っかかるところがあれば楽しめる作品であることを否定するつもりはありません。
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以上の評価は今もそれほど変わっていない。しかし、頂いたコメント、最近読んだ希有馬屋の同人で長門に萌え殺されたこと、そして何よりハルヒへの評価で本質的な何かを見落としているようなモヤモヤが再びハルヒの小説へと向かわせる。こうして、『涼宮ハルヒの溜息』を購入することとなった(これは2巻目。以前読んだのは1・3巻)。
そして今読んでいる中において、ハルヒに感じていた苛立ち(?)の正体が判明した。次の記事で、それについて書くことにしよう。
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ハルヒは雰囲気とキャラ萌え(別の意味で古泉、キョン含む)を楽しむため
のものじゃないかな……と最近思うのです。
ストーリーの筋じゃなくて。
ある意味ではまさにラノベの中のラノベですね。
だからこそ作画の良さだの作り込みだのが受けたんだと。
あと原作は消失までは読んだ方が良いかもしれません。
とりあえずあれだけは一気に読みました。
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それに俺はこう答えた。
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なるほど、『消失』まで読むことについては検討してみます。
>ハルヒは雰囲気とキャラ萌え(別の意味で古泉、キョン含む)を楽しむためのものじゃないかな……と最近思うのです。
これにはちょっと説明が必要なようです。まず、「萌え」を狙っていることについて(特にテレビ版)は異存ありません。例えばみくるは露骨なほどにそういうキャラですし、長門も「綾波系」の萌えを狙っているとわかります。また、ハルヒはおそらくツンとしていて、デレになるかと思いつつならないのが萌えるのではないか、と推測しています。その他、主要キャラ並に有名な鶴屋さんやキョンの妹も萌えを狙ったキャラと言えるでしょう。しかし私は、その狙いを前提にした上でダメだ(=萌えない)と言っているのです。
>「ストーリーの筋じゃなくて」
少なくとも私が見てきた限り、ハルヒは世界観というものにこだわり、そこから起こる様々な事件を描いた物語だと思います(ついでに言えば物語り方も独特)。特に原作版はその部分を前面に押し出しており、そこを評価してくれと求めてすらいるように感じられます。とすれば、その点を評価の中心に据えることなしにハルヒは評価できないと言えるでしょう。よってそこが失敗している(おもしろくない)以上、ハルヒは中心部分が失敗していると評価できます。
以上、萌えとストーリー展開が失敗している(世界観はおもしろい)と感じるがゆえに、私はハルヒを評価しません。ただ、萌えというのは非常に感覚的なものですから、何かしら引っかかるところがあれば楽しめる作品であることを否定するつもりはありません。
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以上の評価は今もそれほど変わっていない。しかし、頂いたコメント、最近読んだ希有馬屋の同人で長門に萌え殺されたこと、そして何よりハルヒへの評価で本質的な何かを見落としているようなモヤモヤが再びハルヒの小説へと向かわせる。こうして、『涼宮ハルヒの溜息』を購入することとなった(これは2巻目。以前読んだのは1・3巻)。
そして今読んでいる中において、ハルヒに感じていた苛立ち(?)の正体が判明した。次の記事で、それについて書くことにしよう。
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