ポプ子=PK ピピ美=PM
PM
4回にわたるプライドレスなパクリ 欠如したオリジナリティ 時には起こせよムーブメン
PK
私は神だ。知りたいこと何でも教えよう(人工知能調べ)
PM
私のことどれくらい好きか教えて?
PK
あらかわいい。いやよくみたらクソむかつく。
PM
真実を、知ることが、すべてじゃなーい♪さて前回は大風呂敷を広げすぎて終わるかわかんないとか言いながら、人工知能からとうとうEU離脱まで話が広がってしまったわけだが・・・つーか擬制としての人権思想とか想像の共同体をimitationて言ってるけど、imitationって模倣じゃねーの?
PK
さてはアンチだなオメー。
PM
いやただの冷静な突っ込みだべ。
PK
わたしポキータ。漢字間違い気にしない・・・まあ想像に合わせて「作り出されたもの」=模造物ってことで。
PM
いつの間に吸血鬼になったんや、というか漢字じゃねーし。
PK
同じイニシャル&金髪ですしおすし。ヒモノ妹にもなれるよ☆
PM
無限なるコピペ乙。ところで今回は「ムーたち」という作品の中に出てくる規理野仕組という人物と、「凡跡的」の話だったと思うけど。
PK
人間は偶然性を元にとある事象を「奇跡的」と言ったり、あるいはその偶然と片づけるにはあまりに出来すぎた事象の連鎖を「運命的」と呼んだりする。でももし、世界をくまなく見渡している存在がいるとしたらどうか?というテーマだよね。
PM
結局「奇跡」とか「運命」とか言って世界の背後に大いなるものを見出すのは、俺たち人間が寿命や脳といった様々な観測者としての限界を備えているがゆえの妄想にすぎない、てことだな。
PK
それだけじゃないけどね。例えば、規理野仕組という人間の限界がある。具体的には、「親の代から毎日この広場に来た人間を撮影している」と言ってるけど、一体お前何やってんだwというズレへの笑いもある。つまり、本来は観測しえないものを観測した存在への違和感。あと、白けたみたいにみんな帰っていったけど、26年に一度っていうのは「偶然」・「奇跡」とは評価できないのか?という疑問も出てくる。何をもって、そうみなすのか。
PM
具体的な基準なんかないでしょ。要するに主観の問題。それが「偶然」だと思えば「偶然」だし。26年に1回て周期を一般化して考えると、寿命50年の人にとってはほぼ一生に一回のことだけど、寿命400年が当たり前になったら、それなりにレアだけど周期的に起こるイベントでしかない、ではいわゆる「寿命」がない人工知能にとって、それはどうみなされるか?といった具合にね。あと、「ムーたち」には世界の観測と同時に、最終的には主観の問題に還元される話が結構出てくるよね。たとえば同じ2巻の「古今東西一」とか。
PK
まああれは最初に提示されたルールがどんどん荒唐無稽なやり方で「達成」されていくのがおもしろいんじゃないかと思うけどね。話を戻すと、「凡跡的」の話は規理野仕組という人間(風情)が出来事の反復性を指摘しているから苦笑してしまう。普通の人間には無理なことをやっているからね。バルザック「絶対の探求」におけるバルタザール、あるいは神に近づこうとしたイカロス的なものに見えるわけだ。しかし、これを言い放つのが寿命が存在せず我々のキャパシティーを遥かに超える人工知能であったら?果たして人はそれを嗤えるだろうか?
PM
まあ規理野たちに対してと同じようにはいかんわな。
PK
自分が説明不可能な感情の奔流であるとか、人との出会い、事象の展開など様々な要素がからみあった複雑怪奇なものを「偶然」といい、あるいは「運命的」というわけだが、それが容易に確定記述の束に分解できると。つまり、「何で私はあの人を好きになったのだろう?」と考えた時にデータがはじき出されて、自分に親しい人との類似性~%、趣味の共通性~%、性欲~%、孤独~%、支配の容易さ~%といった感じで計算可能なものとして提示されると、「運命の人」なんて寝言は間違っても言えなくなるわけでねw
PM
それ言うたら「純愛」もそうだけどな。「『純』て言っているのに~と~が・・・%も混入してるw」て感じであっという間にハシゴ外されるだろうよ。あと相手に尽くしている=自己犠牲と自他ともに思ってたものがヒロイズム~%って出るとかねw
PK
うーん、一応まじめに答えとくと、そこでは二つの流れが出てきそうな気がするけどな。一つは、「俺の愛情は~の%が高いからお前の感情より純粋だ」などと考えたり言ったりするあさましい連中の登場。もう一つは、完全に純粋な何かなど不完全な人間にはありえないし、そもそも純粋さや純度に拘泥しようとすること自体が、実はただの不安の表れに過ぎない、とする立場も出てくるだろう。
PM
それはどっちともあんたが「純愛」というカテゴリーをしばしば批判的に取り上げる理由じゃん。「純粋」とか言いながら要するに不安だから確からしいものにしがみついてるだけでしょ?ていうね。いわゆる「処女厨」的なものというか。要するに不安ゆえノイズ排除にこだわるということ。
PK
まあね。不安とノイズ排除という意味では、広い範囲だとナショナリズムの名を借りた排外主義もそうだな。多神教=包摂的として「伝統」を称揚しながら、一方で難民の排除は当然のように主張するっておかしいと思わないのかね。どっちか一方なら話はわかるけどさ。要するに伝統にしがみつくことで不安定な自分の基盤(アイデンティティ)を確認し、同時に異分子は排除するわけじゃん。本質は不安と排除だべ。ちなみに「伝統」言うたら「国家神道」も「伝統」に入るわけですがね。まあ「伝統」ってされるのは元々が選択的・恣意的なものだけども。
PM
それは前回話したことね。まあ人工知能の話に絡めると、難しいのは、経済合理性の面で考えた場合、たとえば難民の受け入れや弱者救済は是となるかという話で、これは単に計算だけではどうにもならない。
PK
合理性ではなく「理念」や「価値判断」が絡むということだね。そも現在でさえ連続するテロやEU離脱、トランプ旋風などで全世界的に包摂より排除が強くなってきているのに、これで難民に絡む経済的「損失」や様々なリスクがより正確な形で可視化されると、ますますその傾向は強まっていくだろう。
PM
人工知能の発達で今ある仕事がどんどん機械化されていった先、もちろん国内での社会保障が問題になるのは確実だけど、たとえばベーシックインカムのような社会保障が充実したとして、そういう国への移民の流入がどんどん加速していくだろうから、ますます移民・難民問題は激化していくんではなかろうか。
PK
人工知能の発達による機械化の促進は途上国の雇用も直撃するだろうから、開発した国だけに限った話じゃないけどね。またそれは次回述べるとして、だ。個人の領域で言うと、人工知能の発達によって世界が確定記述の束として可視化されていく中で、人間は「奇跡」や「運命」と名付けられた強度をもはや信じられなくなる。それはあたかも、中世ヨーロッパでは地動説を唱えたら火あぶりだったが、今日それを信じない人はごくごく少数派であるのに変わったのと同じようなものだ。
PM
まあある種の解体は進むだろうね。ただしその時、人工知能によって示された蓋然性の極めて高い未来≒運命に抗おうとしてむしろそれに絡め取られていく未来版オイディプス的な悲喜劇が各所で展開されるのかもしれんぜ。あるいは、前に書いた「ambiguous」の記事がそうだけど、あえて無知の状態に留めおくことによって、偶然に基づいた「発見」という名の強度を確保する、という行為も出てくるかもね。あれは「旅」に関してだけど、amazonでの購入と書店へ行くことの違いなどにもつながる話だけどな。
PK
「ラプラースの悪魔」は人を幸せにするか?か。ちょっと違う方向性で広い範囲の話をすると、人工知能の判定が政治決定に絡むようになった時、正当性をどう調達するのかってことにもつながるな?
PM
いや結局政治家が決めるなら基盤となるデータベースが豊かになるだけのことじゃないの?
PK
もちろんそういう段階もあるだろうけど、人工知能の発達が俺たちの見渡しがたい領域まで計算・判定し始めたらどうだろうか?その蓋然性が極めて高くどういう選択をしたら明らかに合理的なのかわかっているときに、それでもその合理性が心情的に納得できないものであったら人はどのように行動するだろうか?
PM
今の状況を見る限り、そしてますますこの傾向が強化されていくであろうという予測からすると、愚かな選択だろうが自分たちで納得したものを選ぶだろうね。
PK
さてその時、人工知能が人間社会を効率よく統御しようとしたら、どのような選択をするだろうか?
PM
HAL的な、あるいはターミネーター的な状況が生まれるってこと?
PK
それもありえなくはないけど、俺は自分で気づき、選択したかのように思い込ませるんじゃないかと思うんだよね。
PM
え、人工知能が人間を教育するってことかい?
PK
いやいや、そんな近代的な規律訓練型の方法じゃなくて、ポストモダン的な生ー権力型の支配方法を採るんじゃないかと。なんせ人間社会がすでにそういう方法を始めているわけだし。
PM
例えば?
PK
マックの空間づくりが有名だけど、あとは前に例を挙げた「狭い道路でどうやって事故を起こりにくくするか?」の方策とかね。規律訓練型なら受け手の道徳に期待するから、スピード制限や事故多発の標識をつける。ところがそれより、道路のセンターラインを無くした方が効果があったらしい。自分の縄張りというか領域が厳密には定めがたいゆえに、遠慮し合ってむしろ慎重な運転をするようになり、事故が減ったと。こうやって相手の生理的感覚に直接訴えると、自分で判断して勝手にやってくれてそれがこちらの目的到達に役に立つって話さね。
PM
うーん、個々の政策としてはわかるけど、結局それを伝える際の技術に関しては疑問が残るけどな。まあでもそこは一つの問題として残るよな。合理的選択を必ずしもしない人間、それを見越して不完全情報をあえて出してくる人工知能というね。
PK
そもそも合理的選択が積み重ねられないのは幼児の食生活、学生の宿題、人の好き嫌いを含めて様々な場面で経験しているわけだからな。そもそも、ミルトンの「失楽園」とか読むと、堕天使ルシファーの方がよほど人間的に見えて親近感があるんだよねえ。神とか天使の側って正しいこと言ってるけど、じゃあそれに従うとなると・・・
PM
「大人はみんなそうや、正論いやいいと思ってやがる」となる。
PK
じゃあ次回はその問題について考えてみますか。
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