前回書くのを忘れていたが、沙都子の拷問にはもう一つ意味があると考えられる。
それは、悟史を守るために自分が拷問で受けた苦しみを、悟史に頼るだけだった沙都子にも味あわせる、というものである。これは、前回述べた、悟史に頼りきりだった結果、彼を犯行・失踪に追い込んだことに対する贖罪という意味づけの裏側とも言える。
まとめると、
表面的には悟史のことに関する贖罪と彼の痛みを味あわせるという意味が . . . 本文を読む
◎皆殺し編まで終えたことを前提に話を進めていくので、ネタバレには注意されたし。また以下では、めんどくさいので「目明し編→目編、皆殺し編→皆編」などと略す。
以前、「フラットになった人間関係」や「レナと魅音の関係」などでひぐらしにおける人間関係について論じてきた。皆編で雛見沢症候群が判明するにいたり、その描写の鋭さの意味が急速に失われつつあるようには感じるが、それでも描かれた構図そのものは高く評価 . . . 本文を読む
久々にひぐらしのネタを。今回は、園崎家の人々にも波紋を呼んだと考えられる、お魎が詩音を全寮制学園へ入学させるのを指示したことについて書いてみたい。
お魎は詩音を全寮制の学校に入れてまで遠ざけようとしている。現状では、情報が少なすぎて正確な理由を推測することは難しいが、一つだけ考えられる。詩音こそが園崎家を継ぐべき「魅音」その人であると知っているがゆえの指示である、という可能性だ。
入れ替わりの . . . 本文を読む
先日読んだ『日本はなぜ諍いの多い国になったのか』で、とても興味の引かれる部分があった。それは、「優等生」と「ひきこもり」の関連について述べている第六章にある以下のような引用文である。ちなみに引用元は塩倉裕『引きこもる若者たち』朝日文庫 2002の41-42p。
『人の話に、自分を合わせてみました。でも、自分が自分でないような気がして…』(中略)
『心の中で抵抗を感じながら、僕なりに<人当たりのい . . . 本文を読む
去年の夏、俺は群馬県で研修を受けていた。
その時三日目の晩に太田市で行われた懇親会で食べたのが松坂牛だった。
おそらくそこで味わった感動は、一生忘れることだできないだろう。
またこの日を境に、食に対する考え方がかなり変化した気がする。
今からするのはそんな出来事に関する話。
前の日の夜、信じられないくらい高級な寿司&刺身が出てていたから多少のことにはビビらないつもりでいた。しかしそれでも、すさ . . . 本文を読む
『もずくウォーキング!』は単行本の背表紙の紹介文を引用すると
なんかカワイイ なんかオモシロイ 哲学する犬もずくと
不思議少女サチの ほのぼの成長日記
という感じの内容。チャンピオンに掲載されていた『がんばれ酢飯疑獄』や現在連載中の『サナギさん』と違い、『もずくウォーキング!』はヤングチャンピオンに掲載されている。そのためか、共通する部分を持ちながらも哲学的なフレーズがよく出てくる(『酢 . . . 本文を読む
上野アメ横と秋葉の歩行者天国に色々突っ込み入れながら歩く。特に秋葉は、そこに棲む魔物たちを何度かウォッチングしたことがあるという話だったので、レベルを上げて店の中も見せてみると当然のようにドン引き(狙い通りの反応w)。まあ「痴漢者トーマス」を見せたら笑っていたが(この会話の中で少々面白いネタを思い出したのでいずれ書くことにしたい)w
そんな感じで歩き続けたのでいい加減座って話すような場所を探すが . . . 本文を読む
相方が言っていたのはジェラート屋のことで、それはすぐに見つかった。
シングル(290円)とダブル(350)があり、当然ダブルに決める。しかし内容が問題だ。しかも組み合わせはどうするか…
はじめは無難にチョコレートとバニラでいくつもりだったが、ティラミスも選べたので迷い無く決定。しかしもう一つは難しい。カシス、イタリアンバニラ、チョコレート、クッキーアンドクリームの四択で迷ったが、結局一番最後の . . . 本文を読む
よく知られていることだが、浅草寺の周りは出店でいっぱいだ。
しばらく浅草寺の周辺の通りを見た後、飢えに勝てずジャンボフランク(300円)を食す。まあまあの味。
次に気になったのは、「チキンステーキ」の出店。そこも値段は300円だったんだが、焼いている一切れの大きさがでかかったため、値段とつり合わない気がした。そこで一切れではなく切ったやつが300円なんじゃないか?などとトラップの存在を疑い、誰 . . . 本文を読む
昨日は久々に夜更かしする余裕を楽しんだりしてたが、いつもより早く目が覚めてしまい、仕事の日よか睡眠時間が短くなったorz
寝なおすにも身体が覚醒しちまってたので、古畑などを見ながら適当に過ごす。昼頃になって飯を食いに出かけ、ついでに本屋を見ているとしばらく探していた『サナギさん』第二巻を発見。その隣に『もずくウォーキング!』もあったのでついでに両方購入した。もずくは一度も読んだことがないので面白 . . . 本文を読む