森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

身近な植物 タネツケバナ

2010年04月15日 | 自然観察日記
 アブラナ科のタネツケバナです。花弁は4枚。このグループを十字花植物とも言います。4枚の花弁が大きな特徴です。しかし、おしべの数はなんと6本。8本なら納得もするのですが、なぜ6本なのか?花弁もおしべもほぼ同じところで元になる細胞が出来るはずで、その原基ともいうべき細胞の動きが不思議ですね。
 雌しべの柱頭は大きく細かく分裂しています。鞘に沢山種が出来ますが、その分だけの数が分裂しています。その数は何数性なのでしょうか。機械があったら拡大鏡で調べることにしましょう。