福島県三春町の日本三大桜のひとつ滝桜は、種名で言うとエドヒガンということになります。枝垂れる品種と枝垂れない品種がありますが、滝桜は枝垂れるタイプのエドヒガンということになります。色が紅が強いことからベニシダレとも言いますが、品種レベルの変異としていいでしょう。日本では主に西日本の深山に点在して自生している種とされます。花のガク筒の基部がプクッと脹らむのが特徴です。
福島県三春町の滝桜は樹齢1000年以上の老木で天然記念物に指定されています。数年前に大枝が折れて心配されましたが、その傷跡も余り分からないほどの花を咲かせました。本当に圧巻ですね。その空間にいるだけでとても幸せな気持ちになります。
(例年多くの方が出掛けますから、滝桜を鑑賞するにはこの場所にAM6時頃着く予定を立てるといいですよ。少しタイミングを逃すと駐車場は満車。直ぐに数キロの渋滞になってしまい、かなり苦労します。)
(例年多くの方が出掛けますから、滝桜を鑑賞するにはこの場所にAM6時頃着く予定を立てるといいですよ。少しタイミングを逃すと駐車場は満車。直ぐに数キロの渋滞になってしまい、かなり苦労します。)
樹齢1012年という記されたものがありましたが、かつては1500年とも言われたこともありました。花を支える幹の迫力も感動ものです。長寿に対する畏敬の念を抱くことは自然なこと。小さな社が根元に目立たぬようにあります。しかし、けばけばしい幟を立てられては、花の美しさを自然のままで鑑賞したい人には少々興ざめなことですね。
これはオノエヤナギの雄花です。花粉が出る前の葯は赤い色を帯びていますから、この頃の種は比較的判別しやすいですね。でも、この色をしている他のヤナギもいますから絶対的なものではありません。ただ、赤みを帯びたものは雄花ですから雄木ということはいえますね。
サクラなどに押されて端のほうに押されがちですが、ヤナギの木々も盛んに動いています。里山にも何種類かのヤナギが分布していますが、これは葉が比較的長いオノエヤナギの雌花です。びっしりと雌しべだけが並んでいます。
ヤナギを見極めるのは難しいのですが、雌雄異株で雄木と雌木がある風媒花です。雄花と雌花があるわけですが、形や大きさはよく似ていますから雌雄の違いは余り気づきません。しかし、近づいてしっかり見るとその違いが見えてきます。この雌花、受粉し種子が出来ると基部から綿毛が発達してふわふわの状態になります。
ヤナギを見極めるのは難しいのですが、雌雄異株で雄木と雌木がある風媒花です。雄花と雌花があるわけですが、形や大きさはよく似ていますから雌雄の違いは余り気づきません。しかし、近づいてしっかり見るとその違いが見えてきます。この雌花、受粉し種子が出来ると基部から綿毛が発達してふわふわの状態になります。