森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

靴下を履いたウサギ

2010年04月22日 | 自然観察日記
 僅かに残雪が残る里山では、ノウサギは冬の装いから夏の装いに変わろうとしています。見通しの良い雑木林をまだら模様のノウサギが走りました。足の白い毛が最も遅いのでしょうか、靴下を履いているように見えますね。
 この冬はおよそ2mくらいの積雪を記録しました。盛りのころはウサギにとって餌探しが大変だったようでタラノキやコシアブラなどの芽や樹皮をかじってしのいだようです。その痕跡が目線より上にありますから今年の雪の多さが分かります。しかし、そろそろ多くの新芽が伸びだしていますからノウサギにとって至福の時間が訪れようとしています。

リスも健在です

2010年04月22日 | 自然観察日記
 ホンドリスも動きが活発になってきました。葉がないこの季節は野鳥ばかりでなく、リスやウサギを観察するには最も適した時期ですね。タイミングさえ合えばしばしばこんな可愛い動物を目にすることが出来ます。
 このリス、貯蔵したクルミの実でも食べているのでしょうか。しばらくの間木の枝に留まって私を楽しませてくれました。