タマガワホトトギス 群落 2010年07月25日 | 自然観察日記 久しぶりに出会ったタマガワホトトギスの群落です。たきがしら湿原を取り巻く林の適湿地に見られますが、これはまさしくここの住人。環境さえ合えば何もしなくてもその種そのものの力で見事に適応します。 旧棚田跡の放棄地を人の手で憩いの場として復元させる営み、完全な自然とはいいがたいものを作り込む違和感を持ちながら答えの出ない問題に悩んでいます。
タマガワホトトギス 花 2010年07月25日 | 自然観察日記 ホトトギスの仲間は普通は秋の花。この種は少々早めで7月から見られます。越後では普通にある種ですが、少し深い山に行く必要があります。しべの形と柔らかい黄色の花が特徴的です。
フシグロセンノウ 2010年07月25日 | 自然観察日記 たきがしら湿原を取り巻く森の中、園路沿いに一際目立つオレンジの花。フシグロセンノウです。ちょっと驚きです。県内にもあっていい花ですが、はたしてこれは自然のものか判然としません。かなり低海抜の分布で隔離しています。植物同好会「じねんじょ」の調査では県内には苗場山近辺でしか確認されていない代物です。ここは各地のものを持ち込んで作っているということで、分布ということは意識しないほうがいいようですね。