話には聞いたこともありますが青い色のアマガエルを発見しました。アマガエルは環境に合わせて色の変化を起こしますが、この色は稀です。色素の何かが欠けた個体なのでしょう。本来の色も背中後部に見られます。草原なの中にあっては他の蛙に比べ目立つでしょうから生き残る確率は低くなると考えられます。
アマガエルは非情に増えています。トノサマガエルのように常時水がないと生きていけない種とは違い、渇水状態でも適応できる能力を持った種のためですね。稲作で水田から水を落として乾かすという栽培方法が普及したために、かつてのトノサマガエルを主にしたカエルの生態がアマガエルに取って代わったといわれています。
小さなカマキリが草の上に乗っていました。葉の色と同じ色のためなかなか見つけられないものですが、この時期はいたるところに生活していますから探せばそれなりにみつかることでしょう。カマキリは子供と成体は同じ形をしていて、脱皮するごとに大きくなる不完全変態です。これで2cmくらい。小さいながらハンターの風貌を持っているようです。雄が交尾期に雌に捕らえられて食べられることもあるという話は有名ですね。