キノコが面白くなりつつあります。この日はサマツモドキを発見。綺麗なキノコですね。毒キノコとされていますが毒抜きして食べる人もいるとか。食べなくとも観賞用でもいいキノコです。園路の木枠辺りから発生していましたから木材腐朽菌のようです。里山ではあまり発生しないキノコかもしれません。
ヒダが綺麗な直線美を演出しています。細かなヒダが特徴的ですね。このヒダから生成される胞子はおびただしい数になるはずです。ちょっと計算できませんが・・。そのうちの何粒の胞子が次世代に命をつなげるのでしょう。胞子生殖という子供を無性的に作る方法は一見合理的で爆発的に増殖できそうですが、実際はそれほど効率がいいものでもなさそうな気がしています。
真上から見たもの。直径15cm以上はあろうかというもの。柄の上部には大きな襞がついていて本種の特徴を現しています。キバナアキギリが群生する山の斜面に発生していました。ものの本によれば美味しいきのこということになってはいますが未だに口にしたことがありません。この個体も古くて食用の対象ではなかったのが残念でした。