この季節、小松原湿原を飾る花の一つがオヤマノリンドウです。澄んだ青が本当に美しい花です。木道の直ぐ脇に多く見られるのはどうしてでしょうか。モウセンゴケのように湿地全体に広がっている風でなくせいぜい2~3m範囲といったところに点々と開花していました。
花の時期が終った株です。このリンドウはあまり大きくならずせいぜい30cmくらいで20cmくらいの個体が多いですね。直立性です。里山のリンドウはものに寄りかかって生長する性質があるのと違って凛とした気品も感じられます。
この個体は立派でした。花数が多いことと茎の高さが30cmは超えていて、見るからに栄養状態がいい個体でした。このリンドウの特徴の一つが花は茎の上部にかたまって付くところです。気温も上がってきたのでしょう、おちょぼ口みたいな口をあけて開花が始まりました。大きく開口することはありません。