荒地などに普通にありそうなものなのにあまり気が付かないのがネコハギです。たまたま大潟の朝日池周辺で見かけました。荒れ地というより林の中。切り通しにも張り付いていましたからやや荒れ地好みの種のようです。小葉が3枚のつる性でうす赤い斑紋をもつ白い花。清楚で結構素敵な花です。他の草が生えていないような場所を占有し縦横無尽に這い回っていますがクズの傍若無人ぶりに比べればとても可愛い存在です。
ネコハギの生えていた脇の林にはキツネノマゴがありました。小さな花ですから見逃しそうです。変わった名前です。覚えたての頃はキツネの「ゴマ」と早とちり。そのまま長い間修正されずに少々恥をかいた代物です。よくよく見れば味わいのある花ですがとらえどころのない存在ですね。山際の半日陰にはよくある種です。