これは信濃川河川敷にあった群落ですが、7月下旬の大雨で激流の下になったものです。その前には当たり一面オレンジ色の花で覆われていた場所で、激流にもまれながらも生き残ったものが再び花を見せていました。強いですね。ハルシャギクは帰化植物で道路沿いなどにしばしば目にすることが出来ます。異国の地で生き残るにはそれなりの強さの秘密がないと駄目なのでしょう。帰化植物であっても目くじらを立てないような存在で、花が鮮やかなので庭に植えられていることさえあります。
遠目にはオレンジに見える花も近づいてみると黄色と赤色の蛇の目模様。北米原産だそうで園芸用に移入されたようです。それにしてもこの強烈な花の紋様は何を目的に出来上がってきたのでしょうか。短い観察でしたが訪れる虫は小さなものばかりでこの模様の効果を納得させられるようなことはありません。もともとの故郷ではそれなりの意味があったのでしょうか。