森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヤドリギ

2011年09月25日 | 自然観察日記
下屋敷から中屋敷までは標高差200mくらいあるでしょうか。ブナの林が続いています。進んでいくと足元にヤドリギの一部が落ちています。上を見上げてもその元は見つかりませんが、葉のない季節にブナ林を歩くとあちこちにヤドリギが付着している姿を見ることが出来ます。この林にもそういう場所がいくつかあるに違いありません。種子は甘みのあるねばねばしたもので、鳥に食べられ排泄されたときに枝に種子が絡みつくという戦略で生き延びてきました。地面に落ちてしまってはその目的が達成されません。

困ったいたずら書き

2011年09月25日 | 自然観察日記
ブナの大木にはナイフで傷を付けられたものがあちこちにあります。傷を入れた人にとっては記念になるのでしょうが愚かな行為ですね。山を歩く資格はありません。そんな中、例のヤドリギが落ちていた近くに「田所山岳会」と読めるいたづら書きがありました。同行者に問い詰められましたが、全く身に覚えがないこと。よく高校生を連れて来たところですが、過去に山岳会を組織したことはありません。濡れ衣です。