森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

じねんじょ

2011年12月05日 | 自然観察日記
イベントで蕎麦のつなぎにするのだという依頼に同僚のTさんが頑張りました。じねんじょ(ヤマノイモ)はどこにあるのかという問にその事情を聞いて掘りやすそうな個体を見つけてやりました。掘り上げるまでおよそ1時間強。幸いに大木の根や石が混ざっていない場所で全体像が分かるような状態で採集することができました。地際から芋の肥大するところまでがおよそ40cm、そこから芋の末端まで1m。太さ5cm程度の芋。傾斜がない場所ではとても掘れるような代物ではないことがわかります。掘り上げたこの芋は500gだったそうです。Tさん意気揚々と依頼主に持って行ったそうなのですがこの量では足りないと注文を付けられかなりおかんむり。それ以上のことは拒否したとか・・・。蕎麦粉とじねんじょが1:1の比の蕎麦を作るというのです。蕎麦粉の量は3Kg。拒否した理由も分かります。
蕎麦打ちイベントの当日はどこからか仕入れた「じねんじょ」を追加して行われたようです。出来上がったものはどうも蕎麦にはならなかった様子で、小耳にした言葉が「ぐちゃぐちゃ・・」。どんなものかを想像しています。