森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ザトウムシ ①

2011年12月22日 | 自然観察日記
石版の上に黒点が2つ。何だろうと近づくとザトウムシです。大小2個体。雌雄でしょうか?それとも別種なのでしょうか。よく見ると足の一部が接触していてなにやらコミュニケーションを図っているような気配。じっとしていて動きません。
ザトウムシはクモに近い仲間で頭胸部と腹部に別れ足は4対で昆虫類とは明に違います。やたらに足が長いのが特徴で「あしながおじさん」という別名もあるとか。

ザトウムシ ③

2011年12月22日 | 自然観察日記
小さなほうの個体です。足が欠損していて大きい個体が正常なのに比べなにやら過酷な試練があったようです。その原因が対面している個体のせいなのかどうかはわかりませんが、足を接触させながらじっと動かない理由は何でしょうか。カマキリが大きなメスが小さなオスを餌として認識し襲って食べるということを思い出しました。このザトウムシ、雌雄ならカマキリのような関係があるのかな?などと考えてみました。先を急ぐ必要もありましたから、その場をそっと離れました。