森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツクバネの実

2011年12月28日 | 自然観察日記
枯れ葉色の実は余程気をつけていないと見過ごしてしまいます。Fさん、目の前にあるツクバネの実が見つけられなくて笑ってしまいました。しかし、彼は鳴き声だけで鳥の種類を言い当てるつわもので、私にとっては足元にも及ばない尊敬している人物です。何度聞いても覚えられない鳥の声、そういえば学生のころ音楽の成績が悪かったなぁ・・・・。でもくじけず教えを請うています。
ツクバネの実は落ちそうでなかなか落ちない気がしますね。雪に押されて地に伏すという感じで、何のために羽根を持っているのか分からない種です。おまけに半寄生植物といいますから、いったいどっちの方向を向いて進化しているのか奇妙な存在なのです。