森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウスタビガの繭

2011年12月26日 | 自然観察日記
抜けるような青空です。冬鳥の鳴き声も聞こえます。鳥を観察するにはいい時期になったと野鳥を専門にしているFさんと里山を歩いてみました。コナラの枝先にウスタビガの繭を見つけその美しさに二人で感動しました。葉のある季節はカムフラージュにはなっても裸の木々になってはまったく目立つ存在です。もっともこの時期は中はもぬけの殻ですから目立っても実害はありません。この繭から糸をつむいで着物を作るという話しがあります。繭を集めるだけで途方も無い労力が予想されます。しかし、できたらそれはそれはすばらしいものになることは間違いありませんね。