フジアザミ 2011年12月20日 | 自然観察日記 初冬というのにアザミの花が咲いていました。フォッサマグナ断層の露頭を覗く斜面に群生していました。さすがにもう枯れこんだ個体もあって花を見せていたのは2株程度。しかし、地面には大きなロゼットを広げていますからここにはなかなか見事なアザミの群落があることがわかります。 そのアザミ、実は新潟県では珍しいフジアザミという種でこれも糸魚川近辺でしか見られないものなのです。
フジアザミ 花 2011年12月20日 | 自然観察日記 フジアザミは大型のアザミで特に頭花は日本最大とされ子供の握りこぶしくらいはあります。下向きに付く性質があります。富士山近辺に多く生育しているところから名づけられているのですが、どちらかというと荒地によく見られるアザミです。結構高い場所にも生えていて特徴的なアザミですからそれとすぐにわかります。それにしても師走の声を聞くころにも花があるのは驚きです。温暖化のせいなのでしょうか。フォッサマグナ断層とフジアザミの分布は関連があるかもしれませんね。