森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

村上 三面川河口 魚つき林

2012年07月29日 | 自然観察日記
先日村上に行った折、三面川の河口にある魚つき林を観察してきました。新潟県では最大規模で、ほかに指定されている場所があるかどうか不明ですが、県内では貴重な保安林です。国は日本の森林を保護するために17種類の保安林を指定していますが、魚つき保安林はそのうちの一つで、指定されている面積は決して多くはありません。
この森は江戸時代から「鮭を呼ぶ森」として村上藩が管理し保護してきたものなのだそうで、今は魚つき林として指定されているのです。鬱蒼とした大木が茂って、枝葉が海面までせり出している場所もあります。

魚つき林の表示

2012年07月29日 | 自然観察日記
指定されている森の上には県道が走っていて、カーブの手前の広くなった場所には魚つき林を示す表示板が設置されていました。背景の大木に隠れ気味で余り目だっていません。ほとんど注目されるような表示ではないのですが、ここが特別な場所なのだということを知らせています。