ここ白根山の山麓は春が遅いためにいろいろなものが一斉に咲きます。里山ではもう1ケ月も前に咲いたものがここではようやく・・です。がくが短いので里山にあるガクウラジロヨウラクとは少し種が異なりますが、ほとんど形態も生態も同じような感じです。やはり葉の裏は白っぽい色をしています。低地から亜高山まで生育範囲は広いようです。
これはまだ開花前の状態で、ほとんど花びらは開いていません。やがておちょぼ口のような格好で先端が開きます。しかし、小さな穴ですからこの中に潜り込む虫は限られています。蝶の仲間などが花に来て吸蜜をする姿を見たことはありませんし、ミツバチなども訪れないと思います。