低山でありながらブナの大木が多いことで知られている高坪山に行ってみました。ここは胎内市に隣接していますが、村上市に属しているのでしょう荒川の南側にある海抜570mの山。2か所ほどの急登をこなせばほぼ平坦な尾根筋を楽しめるコースでした。飯豊山系の展望にもいいようなのですが、あいにく曇りで見えません。尾根筋にあるブナの林に登山道が作ってあり、いい感じで歩くことができます。見るに尾根筋のブナは樹齢は若く、傾斜の急な西側斜面に大木が残る場所もあり人手がはいっていない区域であるようでした。
高坪山のブナ林の道をもう一枚。周囲には越後ならではの植物が生育していて、長岡近辺とそれほど差はありません。しかし、よく見ると生息する植物が微妙に差があることがわかります。そんなことからでも何かしら教えられることがあるので勉強になります。
クヌギの大木を見ることはあまりまりません。多くは人里近くにあって植栽されたものとおもいます。本当に自生のクヌギは県内にあるのかないのか?尾根に取りつくと径50㎝ほどの樹がありました。周囲には他にクヌギの木があるかどうかは見通しが悪い場所で確認はしていませんが、人手によるものか自生か微妙なところ。前者の可能性が高いと思いますが、久々にやや大き目なクヌギに出会ったことが感激でした。