森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

越後のテングスミレ

2014年05月15日 | 自然観察日記
タチツボスミレの系統で距の長い種がナガハシスミレ。別名テングスミレ。良く知られた種で、ちょうどスミレの季節でもありますから春の里山にあっては無くてはならない存在です。

福島のナガハシスミレ

2014年05月15日 | 自然観察日記
先日福島に行った際、ナガハシスミレもカメラに収めていたことを思い出しました。その時はあまり気にも留めなかったのですが、写真を取り出して比較してみて、その差異に気づきちょっと感激です。距の太さが細めなのも影響しているのでしょうが、福島の個体の距の長さがとても長く感じます。越後の里山で見る天狗の鼻みたいなものが鶴の嘴のようにさえみえます。福島の個体には「天狗スミレ」は似合いませんね。こちらは「長嘴スミレ」です。