飯綱町にはミズバショウやリュウキンカの群落地も残されていてちょうど花の盛りに訪れることが出来ました。流れる水の中に浸かって咲いている光景がリュウキンカの一つの顔なのですが、ここでは湿地に広がって咲いているという生態です。この時は地表面を流れる水はほとんどなく流水の好きなリュウキンカにとっては住み心地はどうなのだろうと少々気を使ってみました。
この湿地に咲くリュウキンカの株の状態はこんなようす。まずまずのようですね。リュウキンカは株立ちになり茎を延ばして広がることはありません。同じ仲間でエンコソウという種がありますが、エンコソウは伸ばした茎の先に花が咲きそれが倒れて地に接するとそこから新しい株が生じます。エンコソウの株とリュウキンカの株はかなり違った感じになると思います。(エンコソウの群落を見たことがないので何ともいえませんが、伸ばした茎が30cm以上はありますからリュウキンカのようにごちゃごちゃと集まったようにはならないと思います)