別名「地獄の釜の蓋」。どこから「地獄」とか「釜」とかが連想されたのかいつもこの花を見ると思わずにはいられません。キランソウは「金襴緞子(きんらんどんす)」と同じ「金襴草(きらんそう)」と書くそうで、まるで印象が違います。どうも、薬草として扱われていることから病気を封じ込める効果があるという思いが「釜の蓋」になったようですね。田舎道に普通に自生している愛らしい花です。
ヘビイチゴの仲間はいくつか紛らわしいものがありますからついつい間違いがあるのですが、これは花の様子からヤブヘビイチゴ。花びらの下にある萼片(副萼片)が大きいのが特徴でしょうか。果実を比べてもヘビいちごとの区別は容易です。