この手のシソ科の花は紛らわしくて引いてしまいがちなのですが、この日は小さい花ながらひきつけるものがありました。ヒメジソかと思ったのですがどこか違います。イヌコウジュの方で花茎の長さが際立ちます。こまごまとした差は言えないのですが、よく見ると雰囲気が違う・・という感覚的なもので判断している自分がいました。案外種を判別しているのは明確な差異ではなく「雰囲気」で判断していることが多いような気がしました。長い間自然の中で実物を見ながら過ごしてきたことがそういう感覚を生み出してきたようです。写真や図鑑ばかり見ても分かりませんね。自然界に存在する生の姿が真の教科書です。