森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シロヨメナ

2014年11月25日 | 自然観察日記
遅い花はシロヨメナ。枯葉が舞う頃に際立って白い花を見せつけます。花の少ないころに目立ちますから印象に残る花ですね。純白の色彩も晩秋に合う気がします。林の中にときに群がって咲くのですが、うるさくなく点々と存在しているのもいいですね。

ウラジロタデの花

2014年11月25日 | 自然観察日記
経験的に高海抜の荒地で見ることが多い種です。過去に新潟県の未丈岳の植物を調べたことがあって、この山頂部の草付に自生していたのを思い出しましたが、この発見地が実は県内ではほぼ北限の位置であることを知り感慨深いものをもっています(あくまでも県内の話で、北海道の高山の礫地にも見られます)。
ウラジロタデは雌雄異株でこの株は雄株。

シロヨメナの葉

2014年11月25日 | 自然観察日記
新潟県内にはシロヨメナは見られませんが別種としてタマバシロヨメナという種があります。生態は同じような環境で生育してて花期もほぼ同じ。葉の幅が広いので「玉葉」となったと思いますがそれほど「玉」のように丸くはないですね。しかし、太平洋側のシロヨメナの葉は間違いなくほっそりしていますから区別しやすいと思います。