森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウラベニホテイシメジ

2014年11月13日 | きのこ・菌類
最近見たキノコの一つでりっぱなウラベニホテイシメジがあります。秋のキノコ狩りの一つの対象になっていて地元の人は単に「しめじ」という言葉で話される方が多いようです。私が子供のころは「しめじ」はホンシメジ(当時は大黒シメジとも呼んでいました)ことだったのですが、最近では採れたという話は皆無でマツタケ同様な感じです。しかし、このウラベニホテイシメジはまだまだ多く発生するようでうまく当たるとかなりの収量になります。個人的にはあまりこのキノコを口にしないので味のコメントはうまくできませんが、そこそこいけるようですね。幾分大型のキノコでしっかりとした茎の太さ質感があります。は今年は当たり年なのか。

ウラベニホテイシメジ裏面

2014年11月13日 | 自然観察日記
困ったことにこのキノコに極似しているキノコがあって毎年のように中毒事件として新聞沙汰になります。クサウラベニタケです。このキノコを幾分小型化したキノコでそれ以外には区別点が見当たらないくらいよく似ているのです。茎の細さや質感の無さくらいがきめてという厄介な存在です。それでも慣れてくると微妙な差異も読み取れますが言葉にはできない両種の区別、経験を積まないと難しいと思います。慣れている人から何度も教授してもらわないといけませんね。