森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

メグスリノキ大木

2014年11月23日 | 自然観察日記
紅葉の季節でないとこの木が何か分からないとおもいます。足元に赤く色づいた三小葉の落ち葉が散らばっていることで初めて気づきました。中之嶽神社から少し入った参道に大岩の脇にそびえている大木があります。付近にはいろいろな大木がありますからそれほど目につかない存在かもしれませんが、これがメグスリノキと分かると簡単に見過ごすことはできません。上空を仰ぐと赤く紅葉した葉が青空に映えます。美しさもさることながら大きさに圧倒されました。樹高30mはあるとおもいます。初めて見るメグスリノキの巨木でした。

大木メグスリノキの幹

2014年11月23日 | 自然観察日記
溝があり傍には寄れないので目分量で図ると茎の径は80cmほど。大枝が避けて傍らの大岩に寄りかかっています。この傷口から樹が弱り始めると思うと残念でなりません。自然のなせる業ですから仕方がないことですが、素晴らしいメグスリノキの大木がいつまでも残ってほしいと願わざるをえません。複雑な思いを抱きながらただただ感動のひと時でした。