森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒメヤブラン熟した実

2014年11月26日 | 自然観察日記
明るくなった林床にヒメヤブランの実がありました。ヒメヤブランは本州以南の日当たりのよい場所に生育するといわれていますが、あまり日当たりはよさそうな場所ではありませんでした。新潟県内では海岸線にわずかに点在しながら生育しているのですが、長岡あたりの内陸に入るとまったく見かけません。近縁種のヤブランも同じような分布で長岡あたりには自生はないと思います。しかし、関東圏ではかなりの内陸部にも普通に見られることは興味深いですね。おそらく積雪が関係しているのではと考えています。
ジャノヒゲと違って実は黒色ですから明るくなった林床といえどあまり目につきませんから、種子を運ぶ担い手は何なのでしょうか?生育状態も密生しているわけだはありませんから足元に落ちた実が発芽生育するとも考えにくい状況です。

ヒメヤブランの花

2014年11月26日 | 自然観察日記
この絵は以前訪れた榛名高原で撮影したものです。小さな草姿で花もかわいいため愛おしく思われる方も多いはず。環境は草原でここは日当たりはよさそうな場所でした。しかし海抜はかなりあるはずですから、妙義の林床と大差ないでしょう。太平洋側はかなり山奥のいろいろな環境に適応して生育しているようです。