越後にいれば見慣れているユキツバキ。里山の至る所に自生していて時には大きな群落を作っています。雪国植物園にもまとまった群落が維持されています。園の入口左手の一角が篤志家が寄贈したというツバキの園芸種の見本園が作られているのですが、これはれっきとした自生種。わずかに気の早い株のいくつかの花が咲いている状態で、まだ見ごろには時間が必要です。
ヤブツバキとの違いをときどき質問されます。花が咲いていれば話は簡単で花糸の色を説明します。黄色がユキツバキ、白がヤブツバキ。それに、花糸は合着して筒状になるのがヤブツバキ、ユキツバキは深く根元まで分離しています。
ユキツバキの生育する範囲が極めて限定的で一定の積雪量の範囲に限られるとされています。したがって越後では海岸はヤブツバキ、内陸にはユキツバキとごく狭い範囲で見事にすみわけをしているのです。高海抜地域にはなく低山丘陵帯に生育するという極めて特異的な生態をしているのですが、そこに生活する者にとってはごく普通の存在です。雪国の植物は多くが雪に対する適応をみせます。ユキツバキも他の雪国仕様の低木が見せるように茎のしなやかさがあります。概して茎は這う形状を示します。直立するヤブツバキとの大きな差異でもあります。
ところが、話はそんな単純ではなく結構個体差があったり、ヤブツバキとの雑種として扱われるユキバタツバキと名づけられた個体が主に両種の接する
地域に多いと言われます。ユキツバキといわれても環境によってはヤブツバキに近く立ち性になると思われます。
ところが、話はそんな単純ではなく結構個体差があったり、ヤブツバキとの雑種として扱われるユキバタツバキと名づけられた個体が主に両種の接する
地域に多いと言われます。ユキツバキといわれても環境によってはヤブツバキに近く立ち性になると思われます。