森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カイガラタケ

2016年04月25日 | 自然観察日記
かなりマイナーなキノコになってしまうかもしれませんが、カワラタケに似た感じのキノコです。やや古いものですがリング模様がなかなか渋い味わいを出しています。代表的な木材腐朽菌です。新鮮なものは明るい肌色にも見えるものです。カイガラタケは中心部が黒く縁が白いので新鮮なものはまず間違えませんが古くなると混同してしまいます。

ミイロアミタケ

2016年04月25日 | 自然観察日記
カイガラタケに似ていますがさらに肉厚で大きいミイロアミタケがありました。これもやや古く盛時の色彩はありませんが整った半円形の文様が美しいものです。この系統のキノコはいずれも強烈な木材腐朽菌で、木を土に返す重要な働きをしています。

ミイロアミタケ裏面

2016年04月25日 | 自然観察日記
ミイロアミタケの裏面です。襞状ではなく管状で小さな孔が開いているのが見て取れます。ちなみに「ミイロ」は「三色」のことで文様が三色に見えることからだそうです。