森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

シロキツネノサカズキ

2016年04月24日 | 自然観察日記
越後の花の山を代表する角田山に登りました。春先は脊梁山脈には雪があってまだ散策できる状態ではありませんから、例年この季節は角田・弥彦山塊に一度は行って足慣らしやら眼力の回復を行います。一際春の早いエリアでまた美しい花々や貴重な植物も多くトレーニングには最適な場所なのです。しばらくはここで見たものを紹介します。最初はキノコ関係。

キノコは秋のものではなく種類や量の多さは別にして通年観察できる貴重なものです。久々にかわいいシロキツネノサカズキに出会いました。2cm程度の小型菌ですが造形のユニークさといい色彩の美しさといい私の好きなキノコの一つです。春の妖精といってもいいのではと思うのですが・・・。キノコは食べるものでなく観て楽しむという存在と考えるとまた違った世界が広がってくるのではと思うのですが・・。

アラゲキクラゲ

2016年04月24日 | 自然観察日記
枯れ木にはアラゲキクラゲがまさに「食べごろです」といっているかのような状態で待っていてくれました。キクラゲのようなゼラチン質ではないのですがコリコリとした食感。普通に市販されてもいます。この種も春に目につくキノコですね。

ヒイロチャワンタケ

2016年04月24日 | 自然観察日記
この季節キノコらしい形のきのこがありませんね。ヒイロチャワンタケは昨年の晩秋からよく見られるのですが、それが冬を越したという風情でやや鮮やかさがなくなっています。