先端に薄黄色の小さな花。基部の方はもうかなり膨れた実になっています。ダッタンとは「韃靼と書き、モンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名のひとつであるタタール人」のこととウキペディアには示されています。彼らが好んで食べた蕎麦をこういうそうですが、別名「にがそば」だそうで日本そばに比べて苦みが強いのが特徴。近くに食べさせてくれる食堂もありましたから早速いただいてきました。印象として苦みは感じなくて日本のそばに比べてやわらかめ。美味しくいただきました。しかし、食べる方に夢中で写真を撮り損ねてしまったのが後悔しきりです。
タデの仲間と一目瞭然。日本で普通に見られるソバももともと大陸からの移入植物。ダッタンソバは高地系のソバと理解した方が良いようです。また、ダッタンソバはフラボノイドの一種ルチンを多く含む健康食品として近年注目されているのだそうです。毛細血管強化作用や血圧低下に関係する機能があるとか。