森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

メタカラコウ

2016年08月28日 | 自然観察日記
マルバダケブキにならんでメタカラコウも花をつけていました。こちらはかなりスマートな印象ですがそれでも1ⅿはあると思います。個体数は多くありませんが一塊のメタカラコウの個体群が目を引きます。

メタカラコウの葉

2016年08月28日 | 自然観察日記
葉は三角状で基部はへこみ耳が幾分張り出します。さらに、葉の先が尖っているのが特徴です。やはり大きめの葉で25cmくらいです。この種も幾分湿った場所に見られるようですが、林の縁などでも時々生育しています。

メタカラコウの花序

2016年08月28日 | 自然観察日記
同属にオタカラコウという種があり、マルバダケブキとともに似たような場所で見かけますからうっかりすると間違えてしまいます。オタカラコウの花はこれほどの頭花はまずありませんから、尾状に沢山の頭花をつけていればメタカラコウで間違いないと思います。

メタカラコウの花序拡大

2016年08月28日 | 自然観察日記
頭花の舌状花の数で見ると間違いないようで、1から2個ならメタカラコウ、5枚以上ならオタカラコウです。写真のメタカラコウは確かに頭状花の中の舌状花は1~2個で少ないことが分かります。