イワヒゲが各所の岩場に生育していて、ここでは雑草のような存在。れっきとした高山植物で低地では見ることができない貴重なもの。しかし、自らの求める環境があれば手をかけずに自然に生育できるのです。他地域から持ち込んで植栽しなくてもその地域に生育する種を環境を整えることで見せていく自然植物園というのもあっていいのではと思います。
八月の頭は季節的に花が終わっているものが多く、残っている花があってもいいと思いながら探しても全然見つかりません。イワヒゲもそのうちの一つで果実の様子がわかる個体ばかりです。個人的にはそれでもいいのですが、案内されて方々にとってはかなり落胆されていることだろうと反省しつつ案内していました。花の命は短いということがしみじみわかります。