森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イワヒゲ

2017年01月15日 | 自然観察日記
イワヒゲが各所の岩場に生育していて、ここでは雑草のような存在。れっきとした高山植物で低地では見ることができない貴重なもの。しかし、自らの求める環境があれば手をかけずに自然に生育できるのです。他地域から持ち込んで植栽しなくてもその地域に生育する種を環境を整えることで見せていく自然植物園というのもあっていいのではと思います。

イワヒゲの果実

2017年01月15日 | 自然観察日記
八月の頭は季節的に花が終わっているものが多く、残っている花があってもいいと思いながら探しても全然見つかりません。イワヒゲもそのうちの一つで果実の様子がわかる個体ばかりです。個人的にはそれでもいいのですが、案内されて方々にとってはかなり落胆されていることだろうと反省しつつ案内していました。花の命は短いということがしみじみわかります。

イワヒゲの葉

2017年01月15日 | 自然観察日記
イワヒゲはツツジ科の低木という扱いで、葉というにはかなりずれている感じがします。まるでヒノキの葉でも見ているような絵です。植物の進化という不思議な一面を感じざるを得ません。