オオタカネバラの花を高山で見たのはこれが初めてでしょうか。近縁種のタカネバラは学生のころ南アルプスの仙丈岳で見たような気がしますが記憶が遠くなりました。大きいなあでやかな花、高嶺の花ですから歓声が上がりました。つぼみも沢山ありましたからこれからが花の時期。オオタカネバラを愛でるには少しタイミングが早かったようです。
タカネバラとそれほど大きさに違いはなく、なんでオオタカネバラなのかいささか疑問が残ります。花の形や大きさでも区別がしにくいのですが、葉の形が違うので見分けは比較的簡単です。葉先が尖るか丸いかで見分けます。この個体は葉先が尖っていますからオオタカネバラになります。タカネバラが北アルプスにも生育しているようですが分布が重なるのかどうか興味深いところです。