中国雲南省の原産だそうです。タデ科の高山性種。イブキトラノオやムカゴトラノオを大型にした桃色の花序をしています。あまり立派な花序ですからイブキトラノオなどと同じ仲間ということがにわかに信じられません。花の季節のようですがあまり花をつけている個体がありません。沢山花をつけているところを撮られた写真を見ていますから、それに比べ非常に貧弱。この年は生育が悪いようです。微妙な気象などの条件でも生育には大きな影響が出ることもあるのでしょう。
葉は地際に叢生していてまずまずの生育のように見えます。この年は花の少ない年なのでしょうか。この種はイブキトラノオなどに比べて花茎が短めなことに気づきました。自生地は周囲にはあまり競合するような種のない場所か風邪などの強い場所に生育しているのでしょう。