森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

バッコヤナギ

2017年04月11日 | 自然観察日記
別名ヤマネコヤナギ。やや奥まった山間地を春早く車で走ると時々樹全体が薄黄色の花で覆われたヤナギを目にします。結構大木になるのでインパクトがあります。ネコヤナギは低木で株立ちになりやすいのに比べ単木で径20cmくらいになるのも見たことがあります。
里山のバッコヤナギは植栽したものでまだ3mにもならない幼木。どうしてこの樹が選ばれ植栽されたのかの経緯は不明です。周囲にはタチヤナギやカワヤナギなどが自生しているのですが、わざわざここに植えなくてもというのが私の個人的な感想です。

バッコヤナギの雄花

2017年04月11日 | 自然観察日記
実を言うと雄花か雌花かの正確なところははっきりしません。花を崩してみて雄花と思い込んでいる部分があります(たぶん雌花ならもっとふわふわ感がないと思われます)。里山フィールドミュージアムにはもともと自生がない種ですから学習のための見本として利用させていただいています。かなり虫の害もひどく何年生きるか分かりません。